使用不可の言葉を設けると脳は活性化する・・・
外国人とコミュニケーションをとろうとするとき、そこに共通言語
が存在し、互いにその言語に精通していれば割と簡単に会話が
成り立ちます。
ところが、共通言語が存在していない/どちらかがその言語に
あまり通じていない場合だと、なかなかコミュニケーションをとる
ことは難しくなります。
たとえば、外国人が日本に観光で訪れ何かを知りたいとき、
片言の日本語で話しかけてそれに応える日本人も何とか
うまく伝えようと説明しても、話している言葉がうまく伝わら
なくて意思疎通ができない・・・といったことがよく起きます。
ある言葉を説明するときはいろんな別の言葉/表現を使って
説明する必要があります。
△△という表現は通じない・・・とすれば、別の言い方で
何とか△△という意味を伝えるしかない・・・となります。
もちろん相手の語学力にもよるのですが、これがなかなか
に難しいものです。
→ 同じようなことが会社内やビジネスの場においても
起き得ます。
同じ会社で働く日本人同士であっても、上司と部下でなか
なかそれができなかったりします。
また、ビジネスの場(交渉など)である言葉を使うとうまくない、
といったとき、その言葉を使わず別の言葉を用いて相手に
伝えることが重要になりますが、その言葉/表現がどんな
ものなのかを探り見つけ出すことができないと伝えることは
厄介です。
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ある言葉を今日一日使わない・・・今週はこの言葉を使わ
ない・・・といった具合に、自分で自分にルールを設けて
頭の訓練を行なうと脳が活性化します。
たとえば、今週は「お疲れさま」という言葉を使わない、と
自分に課すとそれ以外の言葉で他者を気遣わざるを得なく
なります。
「すごいですね」という言葉を使わないと決めれば、必然的
にそれ以外の言葉で相手を褒めることになります。
ネガティブな言葉「疲れた/イヤだ/したくありません」
などを使わない!と決めるのも手です。
自分たちの仲間うちでつい無意識に使ってしまっている
言葉がないか?
何となく普段無意識のうちに使っている表現はないか?
そうしたものを禁止してみる、そして他の言葉で言い表して
みる・・・と新しい切り口が見つかります。
使いたければ別の表現にする・・・というやり方ですが、
「使用不可の言葉を設ける」ことで自分の脳を活性化し、
今までとは違った次元にトライしてみると良いと思います。