コロナショックによるタワマン所有者の恐れ・・・
結構無理をして住宅ローンを組んで
都心の「自宅(戸建て・マンション)」を購入
したサラリーマンや自営業の人たちは、
場合によってはこれから「ローンが返済
できない」というイバラの道を歩まざるを
得なくなるかもしれない・・・と戦々恐々と
した気持ちでいるかもしれません。
その主な原因は「コロナショックによる
収入の減少/失業」です。
購入時の年収で計算された住宅ローンは
あくまでもその当時の返済能力を示すもの
であって、未来の返済を保証するものでは
ありません。
当時、銀行や不動産会社の言うがままに
借りられるだけ借りていたとすれば、
現在の収入減は風船の破裂寸前を
意味します。
「いざというときは購入した物件が資産に
なるので安心です」・・・などと甘い営業
トークにほだされたものの、「資産になる
ので安心」・・・の言葉が実は意味不明で
あることに今、ようやく気づいた人もいる
かもしれません。
特に「新築物件はイザという時、資産には
ならず負債になる恐れが大である」・・・が
世間の一般的な常識です。
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特に、都心部のタワーマンションと呼ばれる
物件にはリスクがいくつも潜んでいると言わ
れています。
1.手放したいと思っても自分のローン
残債を超える金額で購入してくれる
買い手が見つからない
2.夫婦共働きの場合、片方が収入減と
なっただけでも返済計画は大きく崩れ、
双方ともに収入減となれば返済ができ
なくなる
3.管理費・修繕積立金を支払えない所有
者が増えると(←これは他人のことなので
自分ではコントロールできません)、従前
の修繕計画等が大きく狂い、大規模修繕
費用の拠出などを追加で求められる恐れ
が出てくる
地方にあるバブル期に建造された多くの
リゾート物件は都心部のタワマンの
未来の姿・・・と言われたりします。
もちろん、すべてがそうではないと思います
が、それでも条件はかなり似通っています。
所有者は売却したくても買い手がつかない
/毎月の管理費・修繕積立金の負担額は
当初よりかなり高額になっている/修繕が
できず老朽化が進み劣化・廃墟化してきて
いる/解体しようにも区分所有者の必要な
数の賛同を得られない……などとなり、結局
「引くも地獄、進むも地獄」に陥ると身動きが
とれなくなります。
コロナショックによる一次的被害よりも、
その後に待ち受けている二次的被害
(家計の圧迫)を回避することを念頭に
置いて至急行動を起こすことも大事だ
と思います。
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