江戸時代の賄賂(ワイロ)
賄賂(ワイロ)というのは昔からこの世に存在
しているもののようで、江戸時代の賄賂には
こんな特徴があったそうです。
1.賄賂自体の金額はかなり「少なかった」
2.でも、賄賂を贈る回数はかなり「多かった」
3.またその贈る対象者もかなり「多かった」
「コツコツと」多くの人に贈り続ける習慣が
江戸時代にはあったようです。
これはまるで「ザイオンス効果」その
ものです。
ザイオンス効果とは、「人は、同じ人やモノに
接する回数が増えるほど、その対象に対して
好印象を持ちやすくなる」というものです。
よく「コミュニケーションのコツ」を説くときに
用いられる心理的な効果です。
コミュニケーションも1回あたりの時間を多く
とるのではなく、「1回あたりの時間は少なく
て良いけど、その回数を多くとる」ことが重要
だとされています。
何だかちょっと不思議な感じがしますが、
考えてみればコミュニケーションを良好なもの
にするのも、うがった見方をすれば「双方に
とって関係性を高め、良い成果・結果をその後
に求めていく」ものですから賄賂と似たような
ものかもしれません。
いわば、「言葉(会話)の賄賂」です。
賄賂というと「不正」なものを想像するので
コミュニケーションと賄賂を同じにしては
うまくないと思いますが、「贈答品/贈り物」
と思ってそれとコミュニケーションが似た
ような性質を持っていると考えれば良いと
思います。
江戸時代の賄賂の渡し方のコツは現代の
コミュニケーションのコツに形を変えて生き
永らえている・・・そう思うとやはりちょっと
不思議な感じがしますね。
私の著書 2冊+電子書籍11冊
お金の教養シリーズ 5冊
組織マネジメントシリーズ 4冊
ビジネ人生論シリーズ 2冊
(アマゾンの電子書籍読み放題に該当して
います)
http://www.amazon.co.jp/-/e/B00VUO7NIC
記事を見逃したくない人はメルマガへどうぞ!