割安な投資案件を狙い撃ちする・・・
相場には昔から「裁定取引」と呼ばれる
投資手法があり、これは市場価格の歪みを
うまく利用した手法です。
では、裁定取引(アービトラージ)という取引
の何が良いのか?というと、「買った瞬間に
ほぼ確実にお金が儲かることが約束されて
いること」・・・だと言えます。
たとえば、今はなくなりましたが、昔、私が
証券会社に勤めていた頃は、「東京証券
取引所に上場しているAという銘柄を買って、
同時刻に大阪証券取引所でそのAという
銘柄を売却する」ことが可能でした。
同じ銘柄であっても、取引されている証券取引
所によって価格差が生じていることもよくあり、
手数料を差し引いても差額が出る(=儲かる)
ようなら難なく(ラクして)差益を得ることが
できたわけです。
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『金持ち父さん貧乏父さん』で有名なロバート
・キヨサキ氏もこんなことを言っています。
「良い投資とは、買ったときに利益が出て
いる投資だ」・・・と。
裁定取引に限らず、市場価格よりも明らかに
割安で買えるなら、買った瞬間に転売して
利益を捻出することが理論上は可能になり
ます。
そういう投資はリスクが低く、魅力的な投資です。
ただし、買った時点ですでに「儲け」が約束され
るような投資を行うには、「そこで出ている価格
が市場価格(=世間相場)よりも割安である」
ということを素早く見抜く力量が必要です。
日々刻々と価格が変動する株式相場では
なかなか難しいことですが、キチンとした
取引所が存在していない「不動産市場」で
あれば、「この物件だとこれくらいが相場
(今の時価)」だという認識を持ってさえいれ
ば、あるときに市場に出てきた物件価格を
見て「これは割安だ!」と判断することが
できます。
自分のお気に入りの物件をいくつか用意し
て、常にその物件のみをウオッチングして、
割安物件が出てこないかをチェックするのも
まあ、時間はちょっとかかりますが有効な
手法だと思います。
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