日本で初めてボーナスを出した人
日本で初めてボーナスを出したのは、
「三菱グループ」の創始者・岩崎弥太郎氏
だと言われています。
三菱グループ(財閥)の初代総帥です。
三菱グループと言えば、「三菱UFJ銀行、
三菱重工業、三菱自動車工業、三菱商事、
三菱製鋼、三菱製紙、三菱倉庫、三菱総合
研究所、三菱マテリアル、三菱UFJ証券
ホールディングス、三菱UFJニコス、三菱
UFJリース、三菱ケミカル、明治安田生命
保険、東京海上日動火災保険、AGC、
ニコン、ローソン、キリンホールディングス
・・・・・・」など列挙に暇がありません
(三菱鉛筆は無関係の会社というのが
面白いところです)。
岩崎弥太郎の言葉にこんなのがあります。
「およそ事業というのは、まず人に与える
ことが大切で、なぜなら、必ず大きな利益
をもたらしてくれるからだ・・・」
・・・・・・・・・
明治9年にイギリス最大の海運会社ピー
アンドオー社が日本航路に進出してきて、
郵便汽船三菱は窮地に立たされました。
当時の社長・岩崎弥太郎は自分の報酬を
50%減給し、全社員も給与を33%カット
して会社存続を維持したそうです。
そうやって、一時的に難所・難時期を乗り
越えて新規顧客確保と安全運航を徹底し
ていったところ、徐々に業績を回復すること
に成功し、その結果、敗れたピーアンドオー
社は日本を撤退していきます。
そのとき、岩崎弥太郎社長は、
「この勝利は社員の奮闘の賜物だ!」と
社員に感謝し、社員の働きを上・中・下と
査定したうえで年末に特別給与を支給した
そうです。
これが今のボーナスの始まり・・・だとか。
ボーナスは「何もしなくても会社からもら
える一種の権限みたいなもの」ではなく、
それまでの頑張りに応じ、」会社への貢献
度に応じてもらえるありがたい特別報酬
だというのが発祥の逸話から見て取れます。
今年は、コロナショックの経済環境もあって
例年通りのボーナス支給には至らない会社
も多いと思います。
それによって家計が苦しくなったり、当てが
外れて支出がままならない家庭もあるかも
しれません。
通常のボーナス支給までまだ1か月以上
もありますので、今のうちから心の準備と
ボーナスの意義について理解を深めて
おくと良いと思います。
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