日陰で支えてくれている人に感謝を・・・
１９５７年(昭和３２年)３月２６日の
防衛大学校 第１期学生 卒業式において
当時の内閣総理大臣／吉田茂氏はこう
訓示を述べたそうです。
「今後自衛隊に在職するにあたって、
君たちは決して国民から感謝されたり、
歓迎されることがないまま自衛隊を終え
るかもしれない。
むしろ非難とか誹謗ばかりの一生になる
かもしれない。
かなりの御苦労だと思う。
しかし、自衛隊が国民から歓迎されたり
ちやほやされる事態とは、外国から攻撃
されて国家存亡の時とか、災害派遣の時
とか、国民が困窮し国家が混乱に直面して
いる時だけなのだ。
言葉を換えれば、君たちが日陰者である
ときのほうが、国民や日本は幸せなのだ。
どうか、耐えてもらいたい。
一生御苦労なことだと思うが、国家のため
に忍び堪え頑張ってもらいたい。
自衛隊の将来は君達の双肩にかかって
いる。
しっかり頼む」
・・・・・・・・・・・・
世の中には表舞台で活躍する人の裏側で
「日陰となって支えてくれている人」が必ず
いるものです。
家庭においても同様です。
そんな「日陰で支えてくれている人」に
感謝の気持ちを持ち、またその気持ちを
言い表わすことは重要だと思います。
感謝の心を失ってはいけないですね。
昨今のようにコロナショックで経済がガタ
ガタとなり日々の外出や行動に制限が
かかる中でも、それなりに健康・自由に
暮らせているとしたら、やはり陰で支えて
くれている人がいるお陰だと思います。
ご先祖様も含めた実際に目前で会うこと
がない人であっても、そうした自分を支え
てくれている多くの人たちに感謝する姿勢
を忘れずに生きていきたいものですね。
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