採用面接時に「過去の栄光」を当てにしてはいけない | 目指せ!ハッピービジネスマン道

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採用面接時に「過去の栄光」を当てにしてはいけない

 

 

「このまま一生砂糖水を売り続けたいか?


それとも、私と一緒に世界を変えたいのか?」

という口説き文句でジョン・スカリー(当時の

 

ペプシコーラ社長)をヘッドハンティングして

 

引き抜いたのはアップルの創業者スティーブ・

 

ジョブズです。

 


ペプシコーラの社長をまだそんなに大きくない

 

アップルに引き抜いたのですから、言ったほう

 

(ジョブズ)もお見事、それにうまく乗ったほう

 

(スカリー)もお見事だと思います。

 

 

この言葉に説得されて、ジョン・スカリーは


華々しいポジションのペプシコーラを辞めて、


アップルのCEOに就任しました。



ところが、ジョン・スカリーは後に当時を振り

 

返ってこう言っています。

 

 

「アップルの最大のミスは、私をCEOにした

 

ことだった・・・」と。汗

 

 

これは、恐らくジョン・スカリーがCEOに就任

 

した後のアップルの業績が芳(かんば)しく

 

なかった/さらに落ち込んだから・・・だと

 

思われます。


では、なぜ、砂糖水の会社(コカ・コーラ)では

 

優秀とされたジョン・スカリーがアップルという

 

会社では優秀に慣れなかった(業績を上げら

 

れなかった)のか?


その一番大きな理由は、「アップルの企業

 

文化や企業風土にジョン・スカリーという

 

人物の価値観・哲学が合っていなかった

 

こと/既存の社員たちに受け入れられな

 

かった」・・・からだと思います。

 

 

あえて言えば、まるで「酸とアルカリ」の

 

ような相反する関係となってしまい、その

 

結果アップルが本来有していた強みを

 

逆に中和してしまったのかもしれません。

 

 

こうした「ミスマッチ」の現象は、日本企業

 

でもよく起きる話です。

 

 

つまり、Aという会社では優秀だった人も

 

Bという会社では優秀と評価されるとは

 

限らない・・・ということです。

 

 

逆もまたしかり・・・です。

 

 

つまり、Aという会社ではまったく陽の目を

 

見なかった人もBという会社では大いに脚光

 

を浴び高い評価をされることもあり得ます。

 

 

採用面接で、過去の履歴・職歴等がどんな

 

に優秀に思える人であっても、自社の文化

 

・風土の中でも同じように優秀な人物となり

 

えるとは限らないということを採用担当者・

 

面接官は承知しておく必要があります。

 


応募者が自社の理念に賛同しすることは

 

もちろん大事ですが、さらに自社の文化・

 

風土に合うかどうかを見極めることは

 

最重要事項です。

 

 

他社の常識は自社の非常識かもしれない

 

し、自社の常識は他社の非常識になって

 

いるかもしれません。

 

 

いずれにしても、採用面接時には「過去は

 

どうであれ、自社で通用しそうな人」を見つ

 

け、採用することが大事だと思います。グッド!

 

 

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