融資審査の基本は「減点方式の満点主義」
ビジネスや投資活動で金融機関からお金を
借りる(=融資を受ける)ことは一般的に
広く使われる手法です。
そうしたとき、闇雲に金融機関へ行って
「お金を貸してください」といっても、前もって
きちんと準備をしておかなければ門前払い
を食らうだけです。
金融機関の融資を受けられるかどうかの
大きなポイントは「審査を通るかどうか」に
かかっており、その審査では主に2つの
要素がチェックされます。
1.お金をつくる(稼ぐ)能力はあるか?
2.お金を管理する能力はあるか?
・・・です。
たとえば、「年収1000万円で貯金なし」と
いう人がいた場合、「お金をつくる能力(=1)
はあるけど、お金を管理する能力(=2)は
ない」とみなされます。
年収が高ければ高いほど、貯金の額の
少なさが際立ってしまいます。
自分の生活でさえ貯金をするマネジメントが
できない人に、融資を受けて事業を展開する
(利益を生む)マネジメントができるとは考え
にくい・・・となります。
そういう人よりも「年収500万円で貯金500
万円」という人のほうが「1の能力も2の能力
もある」とみなされ融資が通りやすくなります。
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金融機関が行う「融資可否の審査」は
基本的には減点方式で行われます。
いくつもチェック項目があって、そのすべてを
一つずつチェックしていくわけですが、全部
問題なければ「満点/100点」です。
そうなれば融資を断る理由がありませんから、
融資は必ず通ります。
ところが、一つでもチェックで減点されてしま
うと、そこから先は金融機関の匙(さじ)加減
一つ・・・ということになります。
融資審査の大きなポイントは
「満点をとる」ということです。
何か一つが群を抜いていても、他の項目で
マイナスだと原則としては意味がありません。
つまり、特筆すべき事項・・・というのはほとん
ど意味がなく、むしろ総花的に可もなく不可も
なく・・・といったほうがベターと言えます。
繰り返しになりますが、その基本的な
項目を大きく分けると
1.お金をつくる(稼ぐ)能力はあるか?
2.お金を管理する能力はあるか?
になるわけですから、将来自分でビジネス
を興こそうと考えている人は、今からそうし
た観点に留意して能力を高めていくと良い
と思います。
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