結婚しなくなった日本人?!
国破れて山河あり・・・という漢詩が
あります。
意味は、「国家は滅亡して当時の面影は
ないけど、山河だけは昔のままだ・・・」と
いう何とも寂しい詩です。
ここで言う「国が破れる」というのは「敗れる」
ではありませんから、戦争で負けたなどという
意味ではなく、衰退して滅んでいった・・・という
意味合いです。
国が衰退する要因にもいろいろあると思い
ますが、中でも一番の要因は「人が国内から
いなくなること=すなわち「人口の減少」が
主な要因です。
人口の減少は、生産性を下げ、活気を失い、
間違いなく国力を低下させていきます。
・・・・・・・・・・・・・
昔は、男性も女性も「結婚適齢期」と呼ばれ
る時期があって、たとえば男性も女性も20代
後半ともなれば「そろそろ結婚を・・・」という
暗黙のボーダーラインのようなものがあった
ように思います。
今は、たとえどんな年齢であっても、仕事場
などで「お前もいい年なんだからそろそろ
結婚しろよ」などと他人に言うと、即座に
マリッジハラスメント(マリハラ!と言われて
しまいます。
以前、NHKでやっていたある調査結果による
と、「必ずしも結婚する必要はない」と回答した
日本人が全体の7割を占めるようになった・・・
そうです。
中でも30代の割合がもっとも高く、
何と!88%にも上っていた・・・とか。
約9割!・・・です。
もちろん、これがイコール「結婚しない」と
いう意味ではないし、調査対象によってこう
した数字は変化しますから、この数字が全て
ではないことは分かりますが、まあそれにして
もあまりの高い数字(割合)に驚き!です。
長い目で見た場合、一種の「亡国の危機」すら
感じさせる数字です。
全体の7割もが「結婚の必要を感じない」と
回答するなんて・・・おそらく日本以外の国々
ではまず出てこない数字だと思います。
いったい何がこうも日本人を結婚から遠ざ
けるように仕向けてしまったのか?
結婚して先祖代々の血を絶やさぬように
・・・などとキレイ事を言うつもりはありません
が、家族がある・・・誰かと一緒に暮らす・・・
いつも会話が絶えない・・・子どもと遊ぶ・・・
一緒に出掛ける人がそばにいる・・・調子の
悪いとき看病をしてくれる人がいる・・・など、
結婚して楽しいことはたくさんあります。
多くの若い人は「ライフプラン(人生計画)」
を持っていない・・・とも言われます。
ライフプランを持ち、その中に「○歳までに
結婚をする」という項目があれば、人の
頭脳はそれに向けた思考を続けます。
でも、それがないと、「まあ、いいや」となって
「結婚する」という思考回路が働かないのかも
しれません。
あまりに他人事に干渉するとハラスメント
呼ばわりされてしまいますが、当事者からの
質問に応えることは人生の先輩としての努め
とも言えます。
もっと、会社や学校やその他人の集まるような
ところで、「ライフプラン」の重要性と「結婚に
対する興味関心」を啓蒙する流れがあっても
良いのかもしれないですね。
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