安易な道はいつか必ず取れなくなる・・・
元・経済財政相の与謝野馨氏(2017年5月
21日没)は、生前にこう語っていました。
「高齢者にとっては、ツケを子や孫の世代に
先送りして知らんぷりをするのが一番楽な
選択だ。
そして、政治家もこの道を安易に取りたがる。
でも、どんなに知らんぷりをしても社会保障の
お金が必要なのは変わらない。
安易な道を取り続ければやがて年金のお金が
パンクする。
そうでなくても予算が支出に追いつかず、
既に保険料を上げる必要が出ている。
安易な道はいつか必ず取れなくなる日が
来る」
・・・・・・と。
教科書的な言葉ですが、そのとおりだと
思います。
・・・・・・・・・・・・・・
大学卒業後に会社に就職した普通のサラ
リーマンがやがて70歳まで働くとなれば、
70-22=48年間働くことになります。
言うなれば「50年・長期労働時代」です。
働き方改革と言えば聞こえは良いですが、
もしかしたらその本質にあるのは、「1日を
長く働く」ことから「人生を長く働く」ことへの
シフトチェンジなのかもしれません。
宿命的にこれからの日本経済が直面する
課題の一つは「少子化」と「高齢化」です。
その少子化および高齢化に伴って公的年金
制度も変更を余儀なくされてきましたし、今後
も少しずつ変更されていくことが容易に想像
できます。
お金の教養でまず先に習うべきことは
「収入 > 支出 の構図を守る」ということ
です。
これは最重要の認識すべき事柄です。
これができないと「借金」ということになり、
借金の返済を自分の代でできなければ
「子孫にツケをまわす」ことに
なります。
でも、それがそう易々と続くことはありません。
与謝野氏が言うように「安易な道はいつか
必ず取れなくなる」ものです。
安易な道を選ばず、常に「原理原則を大事
にする」姿勢を持ち、若干その路から外れる
ことは許容しても、短期で道を是正して元の
原理原則を守ることが大事だと思います。
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