大相撲で懸賞金を受け取るときのチョンチョンチョンの動作・・・
大相撲で、勝った力士が懸賞金をもらうとき
に顔の前で片手をチョンチョンチョンと3回
振っている姿を目にしたことがある人は多い
と思います。
あの動きは「手刀を切る」というもので、
「りっしんべん=心」を表している
動きだそうです。
私も初めて知りました。
りっしんべんは、実は立心偏と書きます。
即ち「心を立たせた状態」ということで、
心という文字を縦に表わしているわけです。
ちなみに、「りっしんべん」の書き方は
1.左の「ノ」
2.右の「ノの字の逆向き」
3.真ん中の「 l 」
(よく似た字に「小」という漢字がありますが、
こちらの書き順は「真ん中、左、右」です)
・・・・・・・・・・・・・・
関取のそうした仕草は、昭和25年に名寄岩
静男という力士が懸賞金を受け取るときに
「心」を書く動きをしたのが始まりだそうです。
それまでは無造作にのし袋を鷲掴みにして
いたらしく(まあ、ちょっと乱暴でみっともない
振舞いだったのを名寄岩が美しく見せたの
でしょうね)、他の力士がその所作に感銘を
受け、その後多くが同じように手刀を切り始
めたそうです。
今では「心」を意識して、あえて4画で払いを
入れている力士もいるそうです。
そういった「謂(いわ)れ)があることを知って、
改めて懸賞金をもらうときの力士の仕草を
見てみると、これまでとはまた違った楽しみ
方ができると思います。
あの力士は「心」がこもっているな・・・とか、
あの力士は「心」がこもっていないな・・・と
自分なりに見えてきて面白いかもしれない
ですね。
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