人生とは○○のようなものである・・・
人は、よく何かを言い表わすときに、別のまったく
違うものを引き合いに出して「例えて」表現したり
します。
たとえば、「人生とは険しい山を大勢で登るよう
なものだ」・・・などといった感じです。
これを登山家の人が言うと、何となく「あ~、
ナルホドね」とみんな賛同します。
登頂までにいろんな道を選択する機会があるし、
ある程度の準備は大事だけど準備してもそれを
越える出来事に遭遇するとか、登ることだけでは
なくて下山することも大事だ・・・など登山に例えて
さまざまな解釈ができます。
また、物理学者が「人生とはまるで相対性理論
のようなものだ」・・・と言うと、これまた何となく
「あ~そうか」と思ったりします。
有名な料理家が「人生は家庭で作るおふくろ
の味のようなものだ」・・・と言うと、これも妙に
説得力があったりします。
広告代理店の人が、「人生とはわずか30秒の
TVCMのようなものだ」・・・と言うと、「うん、そう
かもしれないな」と思ったりします。
ノーベル賞受賞者が「人生とはノーベル賞を
受賞できるかどうかに関係なく、そこに至るまで
のプロセスみたいなものである」・・・と言うと、
それもまた「まあ、そうだろうな~」と思ったり
します。
ラーメン店の店主が「人生とは一杯の味噌
ラーメンか醤油ラーメンか塩ラーメンのような
ものである」・・・と言うと、「そんな面もある
かもしれないな」と思ったりします。
つまり、どんな職業の人でも自分の職業や
仕事になぞらえて「人生とは○○のような
ものだ」と一家言を持つことができるという
ことです。
たいていの場合は、そうした言い回しをする
だけで何となく意味が通じます。
ちょっと極端に言うと、「人生とはこういうものだ」
という正解はない、どんなものにでも言い換える
ことができるということです。
水は方円の器に従う(=水は四角い
容器にも丸い容器にも収まるもので一定の
固定した形があるものではない)・・・という
言葉がありますが、人生も「方円の器に従う」
ものなのだと思います。
どのようにも解釈できるものですすし、どのよう
な摂理にも通じるものがあるものです。
だから、人生とはこうあらねばならない!と
決めつけることなく「いろんな人生がそれぞれ
たくさんあって良い!」と解釈するほうがベター
だと思います。
自分の仕事に合わせて、もし人生を例えて
表現するなら果たしてどのような言い回しに
なるか?・・・と考えてみると面白いと思います。
自分なりの言葉で「人生とは○○のような
ものである」と言い切ると、きっと、それなりに
説得力があると思います。
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