100回のうち99回負けても良いときとは・・・
「勝ち負け」ということ自体にあまり良いはない
のですが、私たちは小さい頃から「勝つことこそ
が美学」という教育を受けてきたので、社会では
何かと「勝ち負け」が取りざたされたりします。
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DM(ダイレクトケール)を送って営業活動を
している会社はなぜDMを送り続けるのか?
・・・という命題があります。
出されたDMのうち、仮に99%がゴミ箱に捨て
られて営業販促に役立たなかったとしても、
残りの1%の反応があることを前提にして
マーケティング戦略が立てられていたりします。
つまり、1%の見返りがあれば、反応のない
99%にかかっている費用の埋め合わせを
してくれる・・・という読みです。
つまり、最初から99%がムダになっても
かまわない、残り1%さえ反応してくれれば
・・・という考えでDM戦略を組み立てている
わけです(←数字はあくまでも仮の話です)。
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すべてにおいて勝たなければいけない・・・と
思っている人は極端に負けを嫌うため、その
結果、勝つか負けるかわからないような勝負
は避けようとします。
つまり、安全策しか講じようとせず、確かな
ものにしか勝負をしないということです。
でも、それでは進歩・成長・発展は望めません。
勝つか負けるかわからないギリギリの勝負や、
実際に負けた後の反省・改善の中で人も会社
も進歩・成長・発展をしていくからです。
100回のうち100回とも勝とう!・・・なんて
考えないほうが良いと思います。
わざわざ負けることを想定する必要もありま
せんが、でも100回のすべてに勝とうとする
のではなく、「勝利に対する見返りが残りの
敗北をするリスクとそれにかかるコストよりも
大きいなら勝負をするべし」・・・だと思います。
正しいか間違っているか?とか、安全か危険
か?ということで判断するのではなく、リスクと
見返りの大きさを元に考えることが大切だと
いうことです。
100回のうち、99回の負け・失敗を補って
充分お釣りがくるようなら、たった1回の勝ち
を求めて挑戦する姿勢はアリ・・・・・・だと
思います。
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