教える側の人の心構え
上手な教え方というのは「できるだけ簡単に」
教えることです。
反対は「難しく/複雑に」教える・・・です。
「簡単に教える」というのは必ずしも
「近道を教える」こととは限りません。
近道を教えると、かえって間違えたりします。
遠回りでも、面倒くさくても、本人にとって
「わかりやすく教える」ことが、「できるだけ
簡単に教える」ことであり、教え方が上手な
人に共通している点だと思います。
逆に、教えられている相手が「わからない」
ままでいるとしたら、それは「教える側のほう
が悪い」わけで、決して教えられる側が悪い
わけではありません。
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次に「同じことを何回も繰り返して教える」
ことが大切」です。
その最たるものが、学校の勉強だと思います。
先生は同じことを(手を変え品を変え)何回も
生徒に教えます。
時間が経つと教えられた側はそれを忘れて
しまいますから、「前に聞いたことがある・・・」
と思われても確認と定着の意味で、反復指導
を行なうことはやはり大切です。
会社でも、上司や先輩社員は新人君に同じ
ことを何回も繰り返し教えることは大切です。
中には「○○さんは、また同じことを言っている」
と思う社員も出てきますが、それはそれで良い
と思います。
たとえ優秀な社員であっても、前に聞いたこと
に積み重ねができますし、また意識的に同じ
ことを反復していることを察知できるからこそ
優秀な社員たり得ます。
優秀でない社員はそうした気遣いに気づきも
しませんし、毎回新しい事を教えてもらっても
「糠に釘」状態で無意味です。
会社にはいろんな人が集まってきているので、
ある人にはよくわかる話が別の人には難しす
ぎてわからない・・・ということも往々にしてある
ものです。
何回も教えながら、でもまったく同じ言い方で
はなく少し変化させた教え方で、簡潔にわかり
やすく教える・・・という気持ちを教える側の人
が持つことが大事だと思います。
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