地方の空き家問題
地方の空き家問題は深刻だと言われて
います。
その原因を簡単に言えば「賃借需要がない
/需要が供給をはるかに下回っている」
ということです。
要は、住む人がいなくなった・・・ということです。
仮に、空いている物件をリノベーションして、
新たに住む人が見つかったとしても、それは
別の角度から見るとその人がそれまで住んで
いた物件に空きが生じた・・・ということになり、
何の解決にもなっていない恐れがあります。
また、今の新しい物件に住んだ後数年経って
その人が退去すると、またその物件は空室に
なります。
こうした今の地方空き家問題を根本的に解決
するには、今余っている物件を「人が住む用途
以外」に使うなどして、需要と供給のバランスを
整えることも一つの手だと思います。
根本的に解決をしようとしたら、それが一番
現実味があると思います。
もう一つの解決策は、「人口を増やす施策をとる」
ことですが、こちらのほうはあまり現実的ではない
と思います。
ただし、いずれにしてもなかなか容易ではない
ことは確かです。
一部の地域では上手くいったとしても、日本中の
地方物件の供給過多を救うのは難易度がかなり
高い話です。
それでも、現段階では「人が住む用途以外」で
不動産を有効利用する・・・という方法を模索し、
その過程でその地域の活性化を図ることが
地方の為政者に必要なマインドだと思います。
ドラマ等のようにウルトラCの方法があるとは
考えずに、地道に戦略を練って皆で取り組む
姿勢が大切だと思います。
私の著書 2冊+電子書籍11冊
(アマゾンの電子書籍読み放題に該当
しています)
お金の教養シリーズ 5冊
組織マネジメントシリーズ 4冊
ビジネス人生論シリーズ 2冊
http://www.amazon.co.jp/-/e/B00VUO7NIC