知らないことだらけの話はかえって疲れます
2~3分の話で自分の知らないことを聞くのは
面白いのですが、1時間以上の話で(たとえば
セミナーや講演など)自分の知らない話ばかり
を聞いていると、けっこう疲れます。
聞いているときは「へえーっ/なるほど~」と
なるのですが、人の脳は長時間そうした不知
のことに耐えられるだけのスペックがない
ようです。
だから、会社でも大勢の前で話をするときは、
全体の3割くらいにみんなが知っている人や
出来事やエピソードなどを盛り込んで話す
のが良いと言われます。
歌手のコンサートでも、ベテラン歌手が往年
のヒット曲をオープニングで歌うのと、オープ
ニングでまったく知らない新曲を歌うのとで
は、そのコンサートの盛り上がり具合が違う
と言われます。
最初(オープニング)と途中と終わり(エン
ディング)には少なくともみんなが知っている
馴染みのある曲を歌うのが良いそうです。
・・・・・・・・・・・・・・
もしも、みんなが知っているようなエピソード
の話材がないのなら、そもそも長時間の講話
をしないで短時間の講話で済ませるほうが
ベターだと思います。
自分のしゃべりたいことを話す・・・のもまあ、
確かに大事なことですが、それよりももっと
大事なのは「聞いている人が聞きたいように
話す」ことだと思います。
人前で話すときは、「全体の話の3割くらいに
その場にいる人たちが知っているであろうこと
を意図して盛り込む」・・・ということは、話し手
としての大事なテクニックだと思います。
私の著書 2冊+電子書籍11冊
(アマゾンの電子書籍読み放題に該当
しています)
お金の教養シリーズ 5冊
組織マネジメントシリーズ 4冊
ビジネス人生論シリーズ 2冊
http://www.amazon.co.jp/-/e/B00VUO7NIC