親は一度は贈与のことを考えてしまうもの
相続税対策の一つとしてよく取り上げられる
のが「生前贈与」です。
つまり、自分が生きているうちに、将来の相続人
になるであろう人に金品を譲り渡しておくこと
・・・です。
ただし、金額的にいくらでも贈与すればいいわけ
ではありません。
税金がかからないように贈与をしたいなら、
110万円(昔は60万円でした)という非課税枠
に気をつけることが大切です。
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親は、子どもに相続させるのがいいのか、
それとも事前に贈与しておいたほうが良いのか
をどこかで迷います。
悩ましいのは「税金」です。
課税されない程度であれば、どちらを選んでも
いいのですが、課税される=子の取り分が減る
・・・ですから、少しでも多く子に授けたいと思う
親心で悩みを抱えてしまうわけです。
一般的に、贈与を行う一番のメリットとは
「財産を残す人が自分が生きているうちに
結果を見届けられる」ということです。
死んでからの相続だとそうはいきません。
親からの財産承継を当てにするような子は
その時点でアウト!だと思いますが、親は
子どもに何らかの財産を遺してあげたいと
思うものです。
遺すのが良いのか、それとも遺さないほうが
いいのか?
相続で渡すのが良いのか。それとも生前の
贈与で渡すのがいいのか?
まあ、悩ましいところですが、「親の財産の処分
は親自身が決める」のが大原則ですし、子ども
の生き方や生活を変えてしまうような遺し方は
うまくないと思います。
子の人生を左右しない程度に、生前贈与で
基礎控除に気をつけながら徐々に徐々に
承継していくのが良いと思います。
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