ダイソーは100円の商品を売っているのではない?
人がモノを買う・・・ということの未来像には、
ただ商品を買うのではなくて、その商品を手に
入れることから生まれる一種の物語を買って
いる・・・ということが隠れています。
反対に、モノを売る・・・ということの背景には、
その物語を提供している・・・という「良き使命」
が隠れています。
たとえば、100円ショップで有名なダイソーの
社長・矢野博丈氏はこう言っておられます。
「ダイソーは100円の商品を売っているのでは
なくて、お客さんが店に滞在している30分という
時間を売っています」・・・と。
聞けば、ダイソーの客単価は500円で、
平均滞在時間は30分だそうです。
ライバルとして見ているのは他の100円ショップ
ではなく、映画館の2時間1800円だそうです。
そう言えば、かつてマクドナルドでも、「ライバル
は他のハンバーガーショップではなくすべての
飲食店だ・・・」と言っていました。
ダイソーも同じ発想なのだと思います。
また、松下電器産業(現・パナソニック)の
松下幸之助社長は、自社のことをこう言って
いました。
「松下は人をつくっている会社でございます。
それに加えて電気器具も作っております」
・・・と。
こうした視点の移動/発想の転換は、
ビジネスを行なっていくうえでとても重要です。
自社の商品はお客さまにどんな価値を与えて
いて、表面的なライバルである同業他社以外に
どんなライバルが競争相手となっているのかを
探ってみることは、リーダーには必要な責務だと
思います。
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