AI(人工知能)にはムリ(?)な婉曲表現
京都で「お茶漬けでも食べていきますか~?」
と言われたら、それは「もうそろそろお帰りに
なってよい時間ですよ~」という意味の婉曲
表現だと、昔、教えてもらったことがあります。
表面的に聞こえている言葉の裏側に、実は
まったく別の本当の意味が隠されているわけ
です。
これが一つの「文化」であり、「慣習」だと思い
ます。
通訳の人は他国の言語を自国の言語に訳する
ことが専門の仕事ですが、時にはこうした文化
の違いを理解しておかないと、通訳したときに
真意が伝わらなかったりする恐れがあります。
そこで一流の通訳とそうでない通訳の実力の
差が見え隠れします。
上の例でいえば、「お茶漬けを食べますか?」
と英語にそのまま直訳してしまうと、おかしな
展開になるわけです。
訳すときは「そろそろ帰られますか?」・・・と
訳さないといけません。
人間が介する通訳であれば、文化を知り、学ぶ
ことで、こうした意訳をまだ的確に行なうことも
できますが、AI(人工知能)だと本当にそのまま
直訳してしまいそうです。
もしかするとこの辺りがAIの限界なのかも
しれません。
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女性がデート中に「ねえソフトクリーム食べたく
な~い?」・・・と聞いてきたなら、それは暗に
「私はソフトクリームを食べたいわ~買ってきて
よ~!」・・・という意味だと解釈できます。
単なる質問形ではなくて、裏側では依頼形に
なっていることに世の男性は気づくことが必要
です。
日本の女性は直接的な言い方を好みません。
それは、そうしたことを下品ととらえる日本文化
で躾けられてきたから・・・かもしれません。
そのため、特有の婉曲話法で自分の気持ちを
表現し伝達するのだと思います。
「~と思わない?!」とか「~っていいよね」とか
「普通~するよね」と女性が言ってきたときは、
それが縁曲表現で、その実は「~」を求めて
いることに気づくことが大切です。
表面的にそのまま受け取って「ああ、そうだね」
と会話を終わらせると、関係も終わってしまう
かも・・・!
話がズレましたが、人間だと学べば理解して
違いを見分けることのできる「婉曲表現」を、
はたしてAI(人工知能)がどこまで理解し、
違いを見分けることができるのか・・・?
そういうことさえもクリアーして、より人間に
近づいていくのか?
もし、そうだとしたら本当にスゴイことで、
もはや人工知能に人間が勝つことはできなく
なるのかもしれませんね。
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