表現の主語を変えると趣が変わります
「教育」という言葉を解釈するときに、
「教え育てる」と解釈する人は教える
側の発想で言葉の意味をとらえて
います。
同じ言葉でも「教わり育つ」と解釈
する人は、生徒側の発想で意味を
とらえています。
要は主語をどちらに置くか?・・・
の話です。
どちらも正解ですが、教育の主役は
生徒だと理解すれば「教わり育つ」と
解釈するのが妥当だと私は思って
います。
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親は子どもに「何回言ったらわかる
の!○○しなさい!」と叱りつけます。
言われると、子どももあまり良い
気持ちにはなりません。
時には反抗したくなります。
このとき、親が「あなたは○○・・・」と
いう言い方をしているため、子どもを
た叱ったり、非難したり、否定したり
するニュアンスが強まっていて、子ど
もは素直に受け取れないのだと思い
ます。
そこで表現をちょっと変えて
「私は○○・・・」と言えば、
受け取り方が変わります。
「私はあなたが○○してくれなくて
残念だ/悲しいよ/困ったわ」
などです。
要は主語を入れ替えるわけですが、
たったそれだけで雰囲気がけっこう
変わると思います。
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上司が部下を叱責するときに、
「どうして君は△△しないんだ!」
というのではなく、「君が△△して
くれなくて悲しいよ、残念だよ」と
言えば、言われた部下は恐縮して
「しまった!」・・・という気持ちが強く
なります(ある程度の人間関係がない
と、部下に「そんなこと知らねえよ」と
思わてしまう恐れもありますが・・・)。
さらに言うと、「私は君が△△して
くれると信じていたし、これからも
信じていたい/△△してくれると
嬉しいのだが・・・」とポジティブな
言い回しにするともっと効果的だと
思います。
部下マネジメントでは親が子に接す
るような気持ちで、「育てる/育む」
ということを忘れてはいけないと
思います。
言葉は同じでも、それをどう解釈
するか?で人の受け止め方も変わ
りますから、マネジメントは面白い
ですね。
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