「黒字経営」ということにはどんな
意義があるか?・・・と言えば、
「その黒字金額分だけ会社は倒産
しないで生き延びられる」ということです。
黒字=会社倒産までの猶予期間
・・・と言えます。
その黒字金額が1年分の経費と同じで
あれば、会社は何もしなくてもあと1年
間はつぶれなくて済む、と言えます。
経営者に求められるのは、
「昨年度の経営で得た猶予期間を
使って今年度以降の猶予期間を
延長すること」です。
そのための種まき/育成/発展を
今年度に行わなければいけません。
まあ、事業が黒字経営で資金的に余裕
があれば、5年後・・・10年後を見越した
お金の使い方ができますが、赤字経営で
おしりに火がついているようなときは
当面の経営立て直しが優先で、5年後
のことなんて言ってられません・・・。
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・・・・・・・・・・・・・・・
経営ノウハウにもいろいろありますが、
それを「いつ、どういう状況で行うのか」
・・・ということが大切です。
「いつ?」というタイミングを誤ると
ナンセンスなことになってしまいます。
会社が赤字であれば何はともあれ、
目先の経営黒字化を図って会社が倒産
しないようにしなければいけません。
そうしたときの優先順位第1位は
「今月の月次黒字化」です。
そして無事に黒字化が連続して達成し、
事業が軌道に乗り始めてきたら、今度は
舵取りを変えて視点を「今現在から近未
来」へ移すことが大切になります。
目先のことは部下にやらせて、経営者
は会社の未来を作ることに注力して
いくことがコツです。
そうやって、役割を分担するからこそ
組織力が発揮されて社員も安心して
働けるようになります。
経営リーダーは常に未来へ目を向けて
いなければいけない・・・と言われるの
は、会社をつぶさないために猶予期間
をどう使っていくかが問われているから
だと思います。
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