登山をするとき、山の頂上を10合目とすれば
麓(ふもと)の平地を1合目と数えれます。
山は登れば登るほど下を見たときの見晴らし
がよくなっていきます。
山の3合目よりは当然7合目にいる人の
ほうが見晴らしの良いところにいます。
一番いいのは頂上(10合目)ですね。
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/098.gif)
このとき、7合目にいる人が3合目にいる人
に自分の見渡した風景を描写しても伝わる
ようで伝わりきりません。
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
3合目にいる人はまだ7合目という場所の
経験がない以上、どうしても理解できない
ところが必ずあります。
7合目にいる人の情感を3合目にいる人に
しっかりと伝えるためには、やはりその人に
7合目まで登ってもらうしかありません。
つまり、同じ環境に位置してもらうしか本当
の意味で理解してもらえないということです。
・・・・・・・・・・・・・・・
会社でも、リーダーの見解を部下に本当に
理解してもらうには、部下自身にリーダーと
同じ立場になってもらうしかありません。
会議や交渉事で見解が分かれるのは、
それぞれの人が位置している環境・立場が
異なるからです。
視点が異なり、視界が違うから話が
かみ合わないわけです。
同じ位置での見晴らしを見ていないからです。
低い人の見晴らし台を高い人の位置まで
引き上げるか、逆に見晴らし台の高い人が
低い人と同じレベルまで下がってみないと
相互理解が進みません。
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
見晴らし台の位置が高い人は低い人より
もただ見ている視界が広いだけではなくて、
そこに至るまでの経験値を有していると
いうことが大事なところです。
視界の狭い(低い)相手の立場を経て今の
位置に立っているので、相手の視界は十分
に知っています。
知ったうえで、今の位置から見てどちらが
適切かを判断できる特権を持っています。
組織のリーダーはこれが重要なところです。
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/304.gif)
いけないのは、過去に自分が味わったその
狭い視界(低い見晴らし)をすっかり忘れて
しまって、すなわち経験を経験値とすること
ができずに過去の産物として放棄している
場合です。
こうしたリーダーの力量はたいしたことが
ないので、発言や見解には深みがないと
いうか、表面的で本質を突いておらず、
得てして失敗する傾向が強いです。
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif)
見晴らしの高い位置に立つことも大切です
が、見晴らしの低い位置の経験を経験値
に変えて自分の血肉として蓄えておくこと
が大事なことだと思います。
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