ここ久万高原町も、このところは連日の30℃超え。
日中は、仕事でエアコンの効いた部屋で過ごしていることもあって、私は暑くて大変だとは思わないのですが、久万在住の方は、口を揃えて「暑い」とおっしゃっています。生まれてこのかた、京都のあのねっとりと体にまとわりつくような暑さの中で生きてきたので、暑さに対する耐性が備わっているのかもしれませんね。
昨夕は、来週開催される「久万納涼まつり」の踊りの練習に参加しました。久万に住んでおられる方は、小さい頃から何かにつけて「久万踊り」を踊る機会があるそうで、体にしっかり身についているそうです。
この日は踊りながら旧街道を練り歩くそうで、祭りが待ち遠しいです。このような地元の祭りに参加するのもまた、移住の楽しみの一つですね。京都では、祇園祭も葵祭も時代祭も、他所から大勢の観光客を呼び込むために開催されているようなものばかりで、地元民が一緒に楽しめるものではありません。
移住といえば、先日、図書館で「Iの悲劇」(米澤穂信著)という本を見つけました。代表作品の一つ「黒牢城」がとても面白く、それ以降たまに読んでいる作家さんです。(黒牢城は直木賞作品で、映画化もされています)
「Iの悲劇」の舞台は過疎の町の市役所。市の再生のため、移住者を呼び込むためにできた「甦り課」の担当職員が主人公です。市長肝いりのプロジェクトでしたが、移住者の間で次々とトラブルが起こり…。といったストーリーです。最後にどんでん返しがあるのですが、そこに作者の「移住施策」に対する考えや思いが込められています。
「地方再生」「地方移住」は、国策の一つで、多くの地方都市では「移住」を推進するプロジェクトが動いています。ここ愛媛、そして久万高原町も然りで、小説の「甦り課」に似た部署があります。
小説「Iの悲劇」では、移住あるあるエピソードなども随所に織り込まれており、将来的に移住を検討されている方には、ぜひ読んで頂きたい一冊です。


