こちらへ来た当初、心配だったのが郵便でした。

 

この地区にある郵便局も、民家の軒先にある小さな郵便ポストも、一日の集荷は一回のみ。それを逃すと曜日によっては、3~4日も郵便の到着が遅くなってしまいます。

 

 

 

そして宅配便。

 

京都市内にいたときは、自分の生活事情に合わせて、今日は午前中、明後日は夜間、といったように時間指定するのは、当たり前のように考えていたのですが、こちらではそのような我がままを言うのは申し訳ない。というか、どう考えても物理的に無理があるのです。

 

パラパラと点在しているこの集落の一軒のお家では午前中指定。うちは家庭の事情で夜しか受け取れん。といったことになっても、ただでさえ宅配人が不足している業界、こんな山奥まで何度も荷物を運びに来るなんて不可能なのです。

 

なので、時間指定するなどもってのほか、こちらでは宅配便は基本「置き配」。配達人の都合に添って、荷物を届けてもらっています。

 

さらに新聞。

 

今、若い世代では、新聞を読んだり取ったりする人はほとんどおられないかと思います。

 

メディアに関する全国世論調査(新聞通信調査会)によると、2008年に88.6%だった月ぎめ新聞の購読率は、2023年には58.1%とされていますが、今では既に3人に1人ぐらいになっているのではないでしょうか。

 

また、購読している中心世代は70歳代以降。朝、新聞を広げ、ゆっくり読むというのが習慣になっている世代で、生まれた時から「ネット」環境が当たり前の平成生まれや令和世代などでは、そもそも「新聞」を知らないといったことになるのかもしれませんね。

 

朝バス停でバスを待っていると、バス停の向かいのお店(といってもその時間は閉まっています)へ車が停まり、皆、店へ入って新聞を手にして出てこられるのです。最初はそのお店の方が店まで新聞を取りにこられているのかと思っていたのですが、そうでもなさそう。

 

直接聞いた訳ではありませんが、そのお店にまとめて新聞を配達され、近所の人々がそこまで各自取りに行っておられるようなのです。

 

なるほど確かに、家が密集している地域ならまだしも、一軒一軒がこんなに離れ、点在している地域では、新聞など配達してられませんよね。

 

環境が違うと、宅配や新聞の配達事情もずいぶん違うんですね。日本も狭いようで広いということを、移住してみて知ったのでした。