週中のお休みの昨日は、先日頂いた大根やさやえんどうを料理しようと、朝から下ごしらえ。
庭の紫陽花も、いつの間にか葉がわさわさ茂り、よく観察すると小さなつぼみもたくさん見られました。
早めのお昼を頂いた後、今日は近所におられる「凄い人」を訪問。
ここ久万高原町は人口6500人ほどの小さな町で、高齢化率は50%を超えています。さらに70歳代が2500人という人口分布となっており、町としても何とか人口減少のスピードを緩やかにしようと、あの手この手を駆使されています。まあ、日本全体が人口減少トレンドなのですから、仕方がないといえば仕方がないことなのですが。
このような統計だけを見れば、一直線に過疎化に向かう小さな町なのでしょうが、その町を支える住民一人一人にスポットを当ててみると、この町はまさに人財の宝庫なのです。
こちらへ来てまだ1カ月半しか経っていないので、はっきり宣言することはできないのですが、「凄い人」の割合が多いのです。
一言で「凄い人」といっても、特に基準があるわけでもなく、私が勝手に認定しているだけなのですが、「人として凄い」「大きな事業を一から築き上げて凄い」「生き方そのものが凄い」と感じる人達が周りにはたくさんおられるのです。そしてそれらの人たちに共通しているのが、ご自身は自分が「凄い人」だなんてこれっぽっちも思っておられないこと。誰もが普通のおじい様、おばあ様なのです。もうこれだけでも「凄い人」だと思いませんか!!
昨日訪問したのは、自宅から車で5分ぐらいのところにある山の上のおうち。おうちですが、ここで竹森ガーデンというブドウ園を営んでおられます。御年85歳。全く年齢を感じさせない行動力。この日も午前中は松山まで行っておられたとのこと。
竹森さんは、昭和33年4月に高知県から裸一貫で、ご両親とともにこの地へ入植されたのですが、当時は電気も水道も何もない山林。そんな場所で家族で畑を耕し、鶏を飼い、家を作りながら一つ一つ築き上げてこられらのです。そしてそんなぎりぎりの生活の中でも、学校へ通い、農業を学び、工夫しながら少しずつ、規模を大きくしてこられたそうです。
15歳の頃から70年。とんでもない年輪です。
今では大きなブドウ園を経営され、息子さんご夫婦も跡を継がれ、さらに国内では栽培が難しいワイン用のカベルネソーヴィニヨン種を地元のワイナリーへ出荷。敷地内ではお嬢様が一棟貸のテラスも経営。
しかし、何もないところを一から開拓し、生活を安定させるまでのこれまでの過程がどれほど苛酷だったか、想像するに難くはありません。
突然訪ねて行ったにもかかわらず、たっぷりお話を聞かせて頂いた上に、敷地内をカートに乗って、ぶどう畑、ワイン用ぶどうの畑、一棟貸の宿泊施設やキャンプ場など、場内を一つ一つ案内して頂きました。
こんな「凄い人」がまさに目と鼻の先に住んでおられるなんて!
私らも十分高齢者で、できないと思うことが多くなってきたと感じているのですが、竹森さんとお話していたら、そんな自分がとっても恥ずかしくなってきました。
せっかく頂いた命。最後まで有意義に使わねばと決意も新たにぶどう園を後にしたのでした。
竹森ガーデンさんでは、ぶどう狩りや宿泊など、これからの季節色々と楽しめるようです。久万高原町の素敵なスポット、ぜひお出かけくださいね。
今日は朝から雨。田植えが終わった田んぼには恵みの良い雨になるでしょう。




