漸(ようや)く仕事が終わった。
開放されたキッチンを忙しく動き廻っていた私には、少し肌寒い夜風。
だが、どこか懐かしさを残す夜風。
きっと浜風なのだろう。
オオチャコを包み込んだその風は、アイスを辿り私の元へ届いた。
温かくも幾ばくかの切なさを感じさせる風。
浜っ子皆の想いを乗せた風は、きっと貴方の元へ辿り着く。
心配なんて何もいらない。
だってホームグラウンドなのだから。
皆がいる場所なのだから。
精一杯、闘えばいい。
俺達がガッチリ組んだ円陣の真ん中に貴方はいるのだから。
~親愛なる貴方へ~
陽はまた昇る。
俺達の明日に、出来ない事なんて一つも有りはしないのさ。
「浜っ子」なんだもの。
ありきたりだけど、今はこの言葉しか浮かばない。
「頑張れ!!」