ホースマンの一年はダービーに始まり、ダービーに終わると聞く。
唯一無二のダービーは全てのホースマンの夢であり、全てが清らかで特別なもの。
自陣営の愛馬の出走が叶う。それだけでも幸せな事と言われる程の夢の舞台が幕を開けた。
馬にして見れば、一生一度。
泣いても笑っても最初で最後の2分30秒弱の夢の舞台。
集う英雄は十頭十色。
誰が主役になろうが不思議ではない今年の勢力図は、正に群雄割拠と言うに相応しい。
十八の魂泊が、力とプライドを凌ぎ合う刻。
地鳴りの様な手拍子に、開始を告げるファンファーレが溶け込んでゆく。
暫くの後。
拳を天に突き上げるのは一人だけである。
《東京優駿(日本ダービー)展望》
未だ冷たさを残す雨が無情にも週末に降り続いた。
少ならからず影響を及ぼすであろう雨は、晴れの舞台に水をあけるので在ろうか。
レースの時刻まで雨が降り続けば話しは変わるが、今の所は内側が有利な馬場であろう。
一番人気を背負うのは、おおよそアンライバルド。
名は体を現す…ではないが、皐月賞を「無双」の強さで征したのは承知の通り。後方から、並み居るライバル達を一蹴した様は「国士無双」と呼ばれた張飛翼徳の蛇矛のキレ味に例えれようか。
キレにキレた味を覚えてしまったアンライバルド陣営は、今回も同様のレースを展開して来るに違いない。
しかしながら、雨でぬかるんだ馬場ではもうひと踏ん張りが効かない可能性は少なくない。
更には大外枠。他馬よりも長く走らされる事の方が多く、人気程の信頼度は無いと見る。
皐月賞の1.2着馬は、前走で高すぎるパフォーマンスをした。それだけ中山の水が合っていたのではないか。
様々な不安を払拭する事が出来ずに、重い印は打てない。
とは言え、下克上は口で言うほど容易く無いのが現実であろう。
別路線組から予想を構築したい。
本命は未だアンライバルドと剣を交えていないアプレザンレーヴから入る。
鬼門の青葉賞からであるが、全く同じコースを経験した強みは大きい。
鞍上の内田博Jもタイムを縮める手応えまで持っており、皐月賞三着のセイウンワンダーではなく当馬を選んだのが自信の現れ。
毎日杯では出遅れ、前走は明らかな調整不足。
今回は微塵の狂いも無い程の過程を踏まえ、絶好の内枠。
ダービーと言う、「夢の後(アプレザンレーヴ)」に力強く拳が突き挙がる。
対抗にはジョーカプチーノ。
折り合いに難があるも、前走で進展を見せた。距離は違えど、同コース。変則二冠の先輩方の例もある。リーチザクラウンが前を行き、前走同様に気分良く走る事が出来れば力は出せる。
母父はダービー馬。絶好の舞台は整った。
単穴にトップカミング。異常な程の安定した成績を残す。11戦して掲示板を外したのは僅か一度のみ。残りの10戦中、9戦は馬券内。
特出すべきは前走(青葉賞)で、直線では突き抜けるかの様な勢い。ところが、途中で左へ右へと若さを露呈した。
まともなら…と期待は膨らむばかり。
特注はマッハヴェロシティ。
実力は有るも、不利に泣かされ続けた馬。前走の青葉賞で、間一髪この舞台に間に合った。
此処へ来てトモがパンとしてきたのが好材料。
しかも、先行出来る内枠の馬を乗らせると上手い柴田善J。
広いコースと鞍上がこの馬の能力を引き出してくれる。
抑えには、ヤッパリ強い三強を(笑)。
◎2アプレザンレーヴ
○9ジョーカプチーノ
▲4トップカミング
※5マッハヴェロシティ
△1ロジユニヴァース
△12リーチザクラウン
△18アンライバルド
(注)馬番や馬名等の情報はJRA発表のものを必ずご確認下さい。
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