◇今年の年賀状はこうやって作りました。
まず『版』ですが、これ3干支前からのもの👇
(-使いまわしか~い!)。
その通り!
自分で【卯】の字を書いて・・・です。
これ以外に準備するのは・・・
この2つ。
これにて絵具をハガキに飛ばすわけです。
◇そして年賀はがきをこうセット。
分かります?
ズレないようにガムテープで段差つけてあります。
◇こういうのをなんというかご存知ですか?
日常よく使う言葉の語源となっている~
『見当をつける』の・・・【見当】なのですよ。
浮世絵制作時に
やはりズレが無い様に・・・というので編み出された。
※👆下の紙は絵具をはじく効果がある油紙。
◇線が引いてあります。👇
―「何のため?」
三方向(横、横、縦)をあわせると
さらに下のハガキのズレを防ぐことが出来ます。
これがないと仕上がった時
「あれっ!?ズレて曲がってた!!」と必ずなるのです。
◇線を合わせて、はがきの上に「版」をセット。
◇さらに・・・
ハガキと「版」の間に隙間ない様
文鎮を重しに。
※隙間が出ると「字」が明確に出ません
◇それではまず1色目。「緑」~
となるわけです。
これを繰り返してゆけば、
「同じもの」が何枚も出来上がる。👇
◇その前にひとつ。
1回x2、絵具を飛ばし終わったら
この様にテッシュで絵の具を吸い取ります。
―「なぜ?」
もしこれをしないと
「版」に絵の具の水分が入ってしまう。
紙カバー様にラッカーを塗ってあっても
水分を含むと「版」は紙なので
ふくらんで反ってくる。
そうなると
1枚目と20枚目では仕上がりに差が生じる。
そうならないために・・・です。
◇2つ目の「版」はこれ。👇
最初の「卯」は”抜いた”ものでしたが、
今度はそこに絵の具がかからない様に”ガード”
これを下のハガキの上にセット。
◇2色目「赤」いってみよう!
※「赤」がこのフォトでは「オレンジ」に変色
実際は”赤”です
◇👆実はここで秘策を使用。
セット時に若干”ズラして”おいてある。
ー「なぜ?」
ズラすことでこの様に・・・
元のハガキの「白」地が残るわけ。
この方が格好いいのさ。
◇で、こうなりました。
◇3色目「黄色」
◇こうなります。
色に厚みがでてきました。
◇そして乾くのを待って文字書き。
◇字を書いたのち、仕上げに「金色」をかぶせ。
こうすることで「字が埋まる」。
全部色落とししたのちに字を書くより
”上から金をかぶせた”方が圧倒的に良いのだ。
横から観るとキラキラ感がよくわかる。
※拡大画面でご確認を!
◇製作から郵便局投函まで
24時間の突貫一日仕上げ。
これにて完成!