読書ノート11 沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち」 | 気持ちいい人生創造のコツ

はじめにこれを見まして、

映画「彼女がその名を知らない鳥たち」予告編↓

 

 

怖そう〜〜

でもキャストが好きな人ばっかりだな〜

・蒼井優

・竹野内豊

・阿部サダヲ

あ!「凶悪」の監督だ!

絶対怖いよな〜〜でも面白いのかな〜〜??

と思って、先に小説を読んでみることにしました。

 

沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち」

 

今回初めて

「実写化のキャストを動かして小説を読む」

ということをしてみました。

小説を先に読んで、その情景や登場人物の想像をしてたら

実写化して「イメージと違うな〜」ってことがあると思うんですが、まず、それがない。

ストレスフリー!!\( °∀° )/

それから、はじめにキャラクターのイメージがあるので、

詳細がどんどんわかっていく前の冒頭の語りの部分から、

想像がしやすかったです。

 

や〜〜〜〜〜〜怖かった!!

本格サスペンス久しぶり。

描写が丁寧で、一つ一つ石を置かれていく感じ。

その置かれた石の位置が静かに嫌〜な予感だけするけど、

意味は分からずただ不安になる。

そして最後に全体が見事な点描画になっていて、

心底びっくり、納得する。

これって「愛」なのかな?

 

嗚呼、人って怖いなぁ。

 

こ〜んな悪い役を竹野内豊で観れるとは!!

こんなにゲスの役は初めてなんじゃないかな??

「共感できるところが何もない」

ってインタビューで言ってたので、笑ってしまいました。

 

読んでる時も読んだ後も、

ずっといや〜〜な感じなのに

主役2人の大阪弁に感化されてしまうくらい集中して一気に読みました。

 

怖いけど、映画も観たい!でも怖い!

きっと蒼井優さんがものすごい演技で魅せてくれるんだろうな。