続きです。
方向舵は別パーツになっています。
この当時の飛行機模型は、動翼が別パーツになっていることがトレンドだったような気がします。
しかし、サイズが全然合ってない。
まあ、雰囲気だけでも別パーツになっている事が大事。
プラバンでなんとなくサイズを合わせたモノを切り出し置き換えます。
寸足らずな部分はパテで埋めます。
やすり掛けで消えてしまった凸モールドはスジ彫を施します。
この後、パテ埋め→調整 を繰り返していきます。
主翼にはなんとストレーキが・・・。
このキットは元々は(おそらく)複座型のF-5Bなのだと思います。
同じ複座なので「似てるからいいか」と言う、かなりいい加減な設定ですが当時価格250円ですのでね。
インストでも「ココ、ちょん切ってね」と書いてある。
ドキドキしながら切り取ります。
当然、整流版の形状がF-5になっとる。
ここまで組んでバラすことになるとは。
心が折れかける瞬間です。
元のパーツをガイドにしてプラバンを切り出します。
インテークに合わせて削ってカタチを調整します。
実はインテークの形状もF-5とは違っているので、盛大に盛り上がっていたバリを利用してそれっぽく削っています。
ピンボケですが、何事もなかったようになっております・・・。
改めてパーツを取り付け、消えたモールドにスジ彫を施します。
僕の場合はマスキングテープをガイドにして、デザインナイフを当てるだけです。
基本の下地を塗り、その上にグラフィックを描くためにマスキングをしています。
今回はキャノピーもマスキングしてエアブラシで仕上げました。
こんな感じに仕上がります。
完成です。
社外のデカールを使用して1976年のTOPGUN仕様としました。
TOPGUNではトレーナーではなくて、アグレッサーとしての運用でした。
MIG-21をシミュレートしたとされています。
直線と曲線の組み合わせが絶妙で、本当に美しく、また模擬空中戦でF-22を撃墜するなど、逸話には事欠かない名機です。
練習機というカテゴリーはデザイン上本当に秀逸なものが多く、いつかまた違うもので挑戦してみたいですね。