染めたはずなのに、まだらになった。その訳は？

いつもブログを読んでいただきありがとうございます。スーパースカルプ仙台泉店、発毛技能士の羽沢みのりです。

先日来店された50代女性のお客様です。

スコープによる頭皮診察を始めると

「今日はここを見て欲しいの！」

と生え際あたりを指さします。

「白髪染めしたのにね、まだらになってる気がして」
「もしかして新しく生えた髪って黒いのかしら」

スコープで見るとその『もしかして』の通りでした。
白髪は確かに染まっているのですが、その中に黒い短い新毛がたくさん見られます。

中には元々1本白髪が生えていた毛穴から2本目の黒い発毛がニョキッと生え、白と黒の髪が同居している毛穴も。

顔周りに白髪の多いお客様はどうせ生えてくるのも白い毛では？
と思っていたようです。

ところがどっこい！新しい黒い発毛を見て思わず

「もっと伸びてぇ～！！」

とお願いのポーズ。

白髪になる理由はメラノサイトがメラニンという色素を作る働きが落ちて髪に色がつかなくなることです。

このお客様は発毛の為に頭皮ケアはもちろん、食事管理、ウォーキング、ストレスケアなど気をつけていらっしゃいます。
発毛の為に行っていたことが結果的にメラノサイトを活性化させたのかも知れません。

いつもだったら生え際の白さを見ると「そろそろ染めなきゃ～」と落ち込みと焦りが湧きますが、今日からはどれだけ生え際が「まだら」かで黒い発毛の成長確認になりそうです。

生え際の謎が解けたお客様は颯爽と階段を使って帰られました。

ちなみにサロンは6階です。
このお客様はエレベーターを使わず、ビルの外階段を上って来店されます。必ず。