50代女性、年に2回増毛エクステをする理由

いつもブログを読んでいただきありがとうございます。スーパースカルプ仙台泉店、発毛技能士の羽沢みのりです。

50代女性のお客様のお話です。
普段はウィッグを着けて外出しているこの方、春に初めて来店された時はウィッグの下に増毛エクステの跡がいくつか。

自毛の根元に人工毛を結び付けボリュームアップさせる方法が増毛エクステですが、結び付けられた自毛が伸びると玉止め部分が浮き上がってくるので玉止めを地肌に近付けるメンテナンスが定期的に必要です。

しかし、お客様のエクステを見るとメンテナンスした様子はなく、お客様もエクステが抜けることをさほど気にしていない様子。
そもそもウィッグをしているのに増毛エクステをする理由が分かりませんでした。
何かウィッグを取らざるを得ない事情があったのかな～？？
ぐらいに当時は思っていました。

その後、何度か施術をするうちに増毛エクステの謎が解けました。

「エクステは前頭部にだけ年に２回やっているの。お盆とお正月」

その理由は、

「息子が帰って来るから」

納得です。そういう事でしたか！

家ではウィッグを外したい。
久しぶりに帰ってくる息子には薄毛を見せたくない。
息子が帰省している時だけボリュームアップしていれば良い。

それが春先に増毛エクステが残っていた理由でした。

離れて暮らす息子さんには自分の恥ずかしい部分も、悩みも見せたくない。
心配をかけたくないの親心と母のプライド、それから強さが垣間見えます。

先日、あと１カ月に迫ったお盆を前に
「最近は温泉に行く時も黒い粉しなくなったんだよね、今年のお盆はエクステしなくても良いかな～」
と前向きなお言葉が＾＾

一気にボリュームアップが出来るエクステ増毛は魅力的ですが、自毛が引っ張られるため少なからず頭皮に負担がかかったり、むずび目があるため頭皮を洗いにくく、乾かしにくい。ブラッシングがしにくいため絡みやすいなど扱いが難しい面もあります。

このお客様のエクステは今は1本も残っていません。
それでも髪の毛は確実にボリュームアップしています。

最終目標はウィッグを取ることですが、中間目標は年2回のエクステ卒業です。

お盆まであと僅か。ラストスパートです！！