鉄 ☁ → ☀ 曇り後晴れ 4月25日更新
「需給が急速にタイト化、一段高に進展する可能性も」
4月下旬の鉄スクラップ市況は、4月初旬からの需給タイト化の流れを受け続伸。
製鋼各社が連休前の手当てに積極的に動く中、市中の鉄スクラップ価格もジリ高の展開となっている。
震災の影響を受けた工場発生スクラップの大幅な発生減により、新断等の上物の発生が激減を続ける中、市中スクラップの絶対的な供給懸念は収まりそうもなく、価格は必然的に上昇傾向となる様相。
ただし、震災後海外に仕向け先をシフトする動きは、国内鉄スクラップ価格の上昇を受けてやや小康状態に。
足元の円高傾向になっている為替水準が、輸出玉に与える影響も次第に大きくなってきている。
今週末からゴールデンウィークも始まりますが、震災の影響もあり観光産業が深刻な影響を受けているとの事。
海外からの旅行者も激減しています。
原発の被害範囲も徐々に明らかになる中、安全地域の明確化によって風評被害も一日でも早く収まって欲しいものです。