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ニッケル ☁ 曇り 3月11日更新
「ニッケルスクラップ価格は前月比続伸。足元の海外相場は中東情勢の影響を受ける。」
3月に入りニッケルスクラップ価格は続伸。
2月~3月にかけてのニッケル相場上昇分がようやくスクラップ価格に反映された形に。
但し足元の海外相場が主に中東情勢の影響を受け、下落傾向にあり今後の見通しは短期的には弱含みとの報道も。
ニッケル相場も需給ベースでは無く、完全に投機的な相場値動きに翻弄されていますね。
昨日のサウジアラビアでのデモ呼びかけも政府側の鎮圧により不発に。
アメリカ株式市況もサウジでのデモ・スペイン国債格下げ等をリスク要因とみて、大きく下落。
商品相場も芳しくありませんね。
貴金属市況からも資金が引き始めているのは、しばらく続いていたパターンではありません。

サウジアラビアでのデモは地元住民の結束だけでは発展する可能性は難しいとの事ですが、国際世論や有力国の支援を取り付けた場合進展する可能性はあります。
デモ活動をする側も、デモの手段を多様化しはじめています。
フランス政府もリビア反政府組織を同国の代表として認める事を発表したとありますが、水面下で早くも政権交代後の利権争いが始まっていますね。
1ついえる事はフランスは何の見返りもなしに、反政府組織をバックアップする理由がありません。
当然、一番大きなキーワードは、”原油”ですよね。