何かうまくいかないと、とかくそれを他人のせいにしたくなるものです。
私は、システム開発の仕事を長年やってきましたが、何度となく、
「客は敵だと思え」
という言葉を、同業者の口から聞きました。
しかしそれは、事業者としての至らなさを、お客様のせいにしているだけ。
「仕様に統一性がないのは、客の要求がそうだからだ」
「納期が遅れたのは、客の判断を待っていたからだ」
「この不具合が出た原因は、仕様をころころかえた客のせいだ」
「そもそもこんな低コストでできるはずがない。値切った客が悪い」
そんな不満は開発の現場にたくさん転がっていて、もはや日常的です。
世の中には、いろんなお客様がいて、どう努力してもパートナー的な立場にはお互いになり得ない場合もあります。
しかし、お客様は敵ではありません。敵にしてしまっては、システム屋として、失格なのではないかと、私は思うのです。
お客様のせいにしていることを、裏返してみれば、
「統一性のない仕様にならないよう、プロとしてしっかり提案すべきだった」
「お客様が判断に困っているとき、自信と覚悟をもって、しっかりアドバイスすべきだった」
「仕様がころころ変わらないよう、お客様の不安を予め解消するのが、プロとして必要だった」
「こちらがプロの仕事ができるコスト、プロとして自信をもって提示すべきだった」
とならないでしょうか。
プロとして、お仕事をお任せ頂いている以上、失敗や問題や課題の原因は、常にこちら側にあると考えたほうがよいのではないでしょうか。
ひとのせいにするのは簡単です。悪者を作るのも簡単。
しかし、全ての問題を自分の課題ととらえ、それをどう解決してゆくかを思考し、工夫してゆくことこそが、プロとしての仕事だと思うのです。
そしてそれなくしては、プロとしての成長はないと思うのです。
そもそも、お客様が万全で完璧なら、わたしたちシステム屋の出る幕はないのですから・・・。
この考えは、私が会社員をしていたときの、社長の考えそのものです。
私はとても良い会社に就職できたと思っています。
ちいさな会社でしたが、そこでの6年間は、私のその後に大きく影響を与えている、と、最近よく思うようになりました。
つくづく、あの社長は偉かったなと思います。
最近は「ブラック企業」なんていう言葉が出てくるほどです。
就職するなら、給料安くても、小さくても、仕事が過酷でも、
よい会社、よい経営者のいる会社を選んだ方が絶対良いです。そのあとの自分のビジネス哲学の有り様が、そこで決まってしまうと言っても過言ではないからです。
話しがずれました。
お客様の悪口を言う前に、自分に落ち度がないか、振り返って考えることは大事です。それができるのがプロだと、私は思うのです。
何でもかんでも事業者のせいにするお客様も然りです。自身に反省すべき箇所はありませんか?あるはずですよね。それを改善することは、御社の事業にも生かせることだと思います。
客の悪口を言うエンジニアも、
エンジニアの悪口を言うお客も、
他者から見れば、どちらも、あまり深くお付き合いしたくない相手、と、なりはしないでしょうか。
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