漫画家の古谷三敏さんが今月の八日にお亡くなりになられた。
古谷三敏先生といえば、近年はドラマ化もされた『BARレモン・ハート』が有名だが、自分が子供の頃は、なんと言ったって『ダメおやじ』が強烈なインパクトだったよね。
今でも『ダメおやじ』の主題歌を覚えてるし(笑)。
だけど先生の作品では少年チャンピオンに連載されていた『手っちゃん』が、とにかく一番好きだったね!
単行本も①〜⑤巻と全巻揃えてたね。
だけど、まるで不気味な手のバケモノに、なぜオレはあんなにハマってたのだろうなぁ…?
たまたま今年の夏、神田神保町でぶらぶらしてた時、何気に当時(1976年)の少年チャンピオンを一冊手に入れた。
子供に戻った気分で本を開いたね。
がきデカ、ドカベン、ブラック・ジャック、エコエコアザラク、750ライダー、月とスッポン、花のよたろう等、こりゃあ、懐かしかったな!
その中で異色だったマンガが『手っちゃん』!
今、見ると不気味で可愛くもないのに、子供の頃のオレには可愛くみえたんだろうね(笑)?
たしかに顔も足もない「手」そのものが主人公なのに、それでも手っちゃんにはあきらかに人と同じ感情もあれば、食事もするしトイレにも行く。
オレはそんな手っちゃんがあんまりにも好きだっから、一度、古谷三敏先生にファンレターを出したことがある。
しかし、事情によりファンレターは戻ってきてしまった…
おまけにオフクロにはファンレターの中身を勝手に読まれてしまい、頭にきたからもう再度、先生に出すのはあきらめてしまった…
人生にもし…はないというが、
もし、あの時に無事ファンレターが届いてたら、どうなってただろうか…?
あの頃、『ルパン三世』でお馴染みのモンキー・パンチ先生にファンレター出したら、数年後に次元大介のイラスト入りのハガキが届いて驚いたことがあったもんなぁ!!
仮に、古谷三敏先生からイラスト入りのサインが届いて、もしもダメおやじが描かれてたらガッカリしてたかも(笑)!?
あれから数十年…
基本的に家ではグータラのオレは、たまに嫁さんからダメおやじ扱いされる時がある…
あんまりガーガーうるさい時なんか、嫁さんが○○○○に見える時もあるしな(爆)!?
また手っちゃんに会いたいねぇ。
古谷三敏先生のご冥福をお祈りします。




