新型コロナの影響で緊急事態宣言がついに発令…
今こそ我々は一丸となって、この危機を、この国難を乗り越えなければならない。
ところで…
今回の新型コロナ騒動でレインボーマンが頭に浮かんでくる。
そう、レインボーマンのストーリーが現実の世界とリンクしてくるのだ。
1973年3月放送
『一億人を救え‼︎』より
悪の秘密結社、“ 死ね死ね団”の陰謀により(大量の偽札をバラまく)、貨幣価値は大暴落し日本経済はインフレに陥ってしまった…
物資は生産も流通も止まり、物価は100倍、200倍に上がり、正直に生きる人々が飢えに苦しむのだ。
やがて空腹に飢えた人々が街に出てきて、、、
「おーい、店を開けてくれ!」と暴動が起きる…
飢えに苦しむ一組の親子に僅かな米を分け与えた米屋の店主に、「俺たちにも米をよこせ!」
飢えた人々が群がり店主に暴力…
「やめろぉー、やめるんだ!」
そこでタケシは意を決してレインボーマンに変身した後、
なんと!!
えぇ〜い!!!
あっという間に、総理官邸らしき場所の窓から潜入して直接、大臣と対面するのだ!!!
「今日は大臣にお願いに来ました。」
「今、日本人は子供から老人まで食べ物が無いために悲惨な毎日を送ってます。このままでは日本人同士が殺し合いになるかも知れません…
こんな時こそ国が無償で食料を配給するよう図って下さい!」
大臣「タダで食料を…?」
大臣と一緒にいた人物も「そんな無茶な!暴徒を蔓延らすだけだ!」
レインボーマン「みんな、暴徒なんかじゃありません、人間です! ただ食物が無いから非常手段に訴えるだけで、本当は誰もが一日も早く人間本来の心を取り戻せるよう願っているんです!」
レインボーマンの熱い訴えは続く。
「どうかこれ以上、醜い争いを、一家心中のような悲劇が起こらないよう、一人の国民としてお願いします。」
なんと、正義のヒーローが「一人の国民としてお願いします…」なんて泣かされるじゃないか!!
オレはこのシーンで涙ぐんだぞ…
その後は「失礼します。」と礼儀よく去って行くレインボーマン(笑)。
やがて一億人の日本人を救うためにできる限りの努力をしたレインボーマンの言葉を聞き入れた大臣は決意する。
突然、テレビのニュースで会見を始めたのだ。
「国民の皆様にしばらくの間、食料を無償配給することに決定しました。」
「やったー!」
街は歓喜の賑わい!
「いいとも、いいとも、任せておけ!」
街頭でニュースを観た人々も画面に向かって返事をする。
希望を取り戻した街を見つめて涙ぐむタケシ。
レインボーマンが心から願っていた人間信頼の絆が回復して、めでたし、めでたしだ!
…っと、まぁ、そんな訳でレインボーマンの話が新型コロナ騒動と重なってしまったのだ。
現代の日本にもレインボーマンのような救世主が現れないものかなぁ。