いくつも重ねてきた春。

 

その一つひとつに、

その当時聴いていた歌が、結びついていて、

この季節になると、また聴きたくなります。

 

秋は感傷的になるといいますが、

春の方が、もっと感傷的になるように思います。

 

ただ、それは悲しいのではなく、甘酸っぱい。

その当時の自分や環境を、愛おしく感じ、

その時その場所へ、ひととき戻りたいような。

 

 
 

歌魂は、毎回何かしらテーマがありまして、

それは外向きなことが多いのだけれど、

今回は、私小説のように内向きなので、

選曲に脈絡がないように思われるかもしれません。

よろしければ、お付き合いください。

 

 

学生が長引き、まだ京都に住んでいた1991年の春。

PSY•Sの「風の鏡」を、毎日聴いていました。

その前の夏に出たアルバム「SIGNAL」の、

ラストを飾る名曲です。

 

動画の前半の「Kisses」の方が、

PSY•S らしいっちゃ、らしいのですが、

この振れ幅の大きさも、PSY•Sの魅力なのです。

 

 

若い方なら、知らない方も多いでしょうから、

念のため。PSY•Sと書いて、サイズと読みます。

80年代後半から90年代前半に活躍した、

ニューウェイブ系の音楽ユニットです。

 

 

時代は遡って、中学卒業の春。

高校入試が終わった頃に、友達のソメちゃんが、

ビートルズの青盤(まだ、LPレコードです)を

貸してくれました。

 

有名なビートルズと言っても、

まだ5〜6曲ぐらいしか知らなかった当時、

2枚組の青盤は衝撃的で、

コピーしたテープを、

それこそ擦り切れるぐらい、聴きました。

 

青盤には大好きな歌が4つ。Something以外は、

二宮愛が、素晴らしくカヴァーしてくれています。

 

 

 

この歌が流行ったのは、小学校に上がる頃。

だから、リアルタイムの記憶はありません。

 

オリジナルより、後で出たカヴァーで、

馴染みになりました。

大好きな、本田路津子のカヴァーを。

 

 

 

この歌を聴くと、高校に合格した喜びの中に、

進学することへの不安が入り混じっていたあの頃が、

蘇ってきます。

 

 

 

中2から中3への春休みに、

大和三山や飛鳥を、歩き回っていた時に、

頭の中に流れていた歌のひとつ。

 

中島みゆきの「化粧」を、

清水翔太の絶品カヴァーで。

 

 

以前に歌魂で、このカヴァーの素晴らしさについて、

語らせてもらいましたが、

その時の動画がYouTubeから消えてしまって、

かなり残念に思っていたのです。

復活していて嬉しいです。

 

吉田拓郎の名曲、トランザムの「あゝ青春」も、

同じ時期に、聴きまくっていましたね。

発売からは2年経っていたのですが、

FM放送のエアチェックを始めてからは、

聴いていた時期と、流行ってた時期が、

ずれ始めますね。

 

 

青盤のラストを飾る、名曲中の名曲。

 

 

 

さだまさしの、というよりはグレープの、

「フレディもしくは三教街」

 

いとこから、アルバムを録音したテープを、

夏にもらって、秋を経て、春も聴いていたなぁ。

中1の終わりの、まだ肌寒い、あの春が懐かしい。

 

長じてカラオケで、いろんな歌を歌うようになって、

こみ上げてくるもので、途中で歌えなくなる、

そんな歌が、いくつかありますが、

この歌もその一つです。

 

「燃えあがる紅い炎の中を・・・」のところ、

なかなかちゃんと歌えたことがない。💦

 

ライブの動画なので、歌だけなら5分34分から。

この歌の解説の喋りからなら、2分5秒あたり。

「YouTubeで見る」で、YouTubeへ飛んで、

お聴きくださいね。

 

 

 

今回も最後までお付き合いくださり、

ありがとうございました。