今回は、私立の大学入試で上手くゆかず、
残念ながら、もう1年がんばろうという人にむけて。
あと数点で不合格だった。
悔しい気持ちをどこにぶつけたらいいのだろう、
という人には、参考程度に読んで欲しいです。
もちろん、これを機に、受験校のランクを上げよう、
という方には、是非読んで欲しい。
ダメ元で受けたから、
不合格でも仕方がないと思っているあなたには、
かなり有益な情報かもしれません。
最初にお断りしておきますが、
予備校の授業にケチをつける意図はありません。
私自身が、再受験して京大に合格したときには、
最大限、有効活用させてもらったので、
むしろ絶賛したいくらいなのです。
しかし、すべての人に予備校が合うかといえば、
そうではないと、断言できます。
英語を例に書きますが、
まだ充分に単語や熟語が身に付いていなかったり、
文法の習熟(身につけるための訓練)が足りない人が結構います。
特に6年一貫校の場合、高校受験を経ませんから、
中学英語がしっかり身に付いていない状況で、
高校英語をやらざるを得なかった人も、多いのです。
浪人生として、うちの塾に来られた場合、
そこをチェックしますが、ボロボロなことが多い。
短期間で取り戻し、さらに高校内容も身につける、
そんなプログラムを、すぐさま始めていただきます。
その状況で予備校に行っても、
基礎工事をやらずに、高いビルを建てるようなもの。
予備校の指導が駄目と言っているのではないのです。
予備校の指導が合ってないから、無駄になるのです。
それから、一番大切な教科は、国語です。
といわれると、古文!と思う人がいるでしょうが、
そうではなく、現代文です。
現代文をしっかりやった場合、
現代文の点数が上がるのはもちろん、社会の点数も上がります。
受験科目すべての点数が上がるといっても過言ではありません。
なぜなら、以前より「設問の意図がよくわかる」、
つまり、「問題が何を問うているのかが、クリアにわかる」ようになりますから、当然点数は上がるわけです。
そんな訳で、うちの塾の場合、まず最初に、
英単語・熟語の暗記と、英文法の習熟、
それに並行して、現代文の実力養成を行います。
現代文は数ヶ月やると、効果が明確に出てくる、
強力なプログラムがあります。
それぞれの生徒の実情にあわせて、
オーダーメイドでカリキュラムを組むだけでなく、
それをこまめに軌道修正してゆくのです。
近くなら通うのになぁ、遠いから無理だという方は、
お近くの個人塾で、大学受験までされているところを訪ね、こんなオーダーを受けてくれるか、たずねてください。
中学英語の穴埋め(修復)からやってくれるかどうか、
真の国語力(現代文)を身につけるカリキュラム、
たとえば論理エンジンなどが、あるかどうか。
1年間、真剣に取り組むことになるのですから、
安易に「友達がたくさん行くから」などの理由で、
予備校に通うことを決める前に、
他の選択肢も、探って欲しいのです。