ピアノをメインに、
他の楽器もいろいろやりましたが、
やればやるほどに、
最高の楽器は人間の身体だと思うようになりました。
ボイトレを受けようと思ったのは、
歌が好きで、自分の歌をもっと進化させたい、
ということもありますが、
楽器としての自分を磨きたいところもあるのです。
もちろんプロには全くかなわないけれど、
このシリーズで書いているような「憧れの存在たち」に、
少しでも近づきたいのです。
前置きが長くなりましたが、それは、
「最高の楽器は人間の身体」だということを、
私の知る限り最高に体現している人たちのことを、
今回は書きたいと思ったからです。
昨年亡くなったレナード・コーエンが、
1984年に発表した「ハレルヤ」。
20代の初めに出会って以来、私はこの歌が大好きです。
昨年の11月に、無性に聴きたくなって、
Youtube で探していると、
「ハレルヤ」のとんでもないカバーに出会いました。
それが、彼らとの出会いでもあります。
「ハレルヤ」のカバーは、かなり聴きましたが、
私の中ではこれがダントツに最高です。
(オリジナルをも超えます。)
一昨年の夏、ヒューマンビートボックスにはまっていた時、
ペンタトニックスの名前は聞いていたのですが、
そのままスルーしてしまって。。。(ちょっと悔しい。)
カバーしている時代が古典から現代まで幅広く、
ジャンルも多岐にわたるのが、また凄いです。
歌うこと(身体を楽器として使うこと)が大好きなんでしょうね。
それが伝わってきて、私の魂がふるえるのです。
日本が大好きな彼らは、
山下達郎のクリスマス・イブをカバーしていたり、
PVをアメ横で撮影したりしています。
最後に圧巻のパフォーマンスを。
天国のフレディ・マーキュリーも喜んでいると思います。
いつもはビートボックス担当のケヴィンが、
一番最後に Anyway the wind blows... と歌うところ、
何回聴いても幸せです。