とりあえず次の人に端末を譲り
番地を思い出すことにした。
確定申告の為に持参していた
不動産(土地)の契約書やら
重要事項説明書やらを
くまなく読み返してみた。
ん??
「売買代金額合意書」なる書類が有る。
確かに、不動産会社の人に言われたことが有った。
契約した時は、まだ区画整理が済んでおらず
「今、開示している土地の坪数が
若干増減するかもしれません。
番地も整理終了後に取り直すので
変わると思います。」
そう、登記簿謄本のコピーに載っていた
所在地番地は区画整理する前のモノ
つまり、今の番地ではなかったのだ。
そんな番地を端末にいくら入力しても
『該当情報は存在しません。』と
表示が出るのは当たり前で・・・
あらためて端末の操作順番待ちの列に並んだ。
順番が来て、操作開始。
初期画面から「不動産」を選び、
その後「都道府県」「市町村」を選んだ。
続いて「土地」と「家屋」の選択肢の
「土地」を選んだ。
まあ、当然ここまでの操作は問題なかった。
続いて「番地」を。
「売買代金額合意書」なる書類に
書かれている番地を入力してみた。
『検索中』・・・
「ピィー」
何やら一枚伝票が出てきた。
どうやら該当番地が存在し
登記簿謄本の発行依頼手続きが
完了したようだった。
『よかったぁ~』
内心ほっとした。
これが違ったら完全にアウトだった。
出てきた伝票に、「700円」と書かれていた。
そうか1通取るのに700円するんだ。
(意外とするんだな。
住民票が安いのか?倍かかるんだな)
法務局での手続きは初めてなので
全てが新鮮だった。
700円用意してカウンターに行ったら、
「はい、ここに収入印紙を貼り付けてください。」
『えっ!?収入印紙??
そんなの持っているわけないじゃん。
知らないし。住民票の時は現金で払ったのに。』
「無いんですか!隣で購入してください!!」
『なんだよ!その言い方!!
隣りって言ってもパーティション1枚隔てて
直ぐ横じゃないか。
(同じコーナーの)ここで売ってくれれば
いいんじゃないの??
職員同士で会話もしているし!!』
仕方なく隣りのカウンターで収入印紙を購入。
「はいはい、700円ね。」
『おぉ~、さっきの人に輪をかけて態度デカいな。
多分さっきの会話を聞いていたから
私が必要な収入印紙の金額を
知っていたのだろう』
700円支払い収入印紙を持って
元のカウンターへ移動。
(移動と言っても1、2歩だけど・・・。
何だか腹が立つ。)
戻って係に人に声を掛けると
「はい、ここね。ここに貼って」
「もう、謄本は準備できてますから。
端末操作完了と同時に
出力開始していますから出てますよ。」
『なんだよ、その言い方!!』
って文句も言えずに
素直に台紙へ収入印紙を貼り付けた。
私の想像していたお役所仕事を
久しぶりに体感した。
折角、市役所と税務署の職員が
良い印象に変えてくれたのに
ちょっとガッカリしながら、
既に出力されていた土地の登記簿謄本をもらって
再び確定申告会場へ向かった。
今度は確定申告できるといいな。

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