【行って・見た① 】 の続き
車で待つ妻の様子を、気にしつつも、
家の中でIさんを待っていると
先程とは違う、若いお兄さんがやってきた。
「こんにちは。」
「・・・」
「あっ、スパッツさんですよね。
Iです。
ずいぶんお待たせしてしまって
申し訳ありませんでした。」
なんだかんだと1時間以上も待たされてしまった。
「あぁ~、はい、はい」
(意外と若~い!! 電話の声で
若そうだってことは感じていたけれど
ここまで若いか)
「では、早速説明をさせていただきます。」
あっ、そうだ。車に戻っている妻を呼び出さないと。
「ちょっ、ちょっと待って。
妻を呼ぶのでちょっと待ってください。」
妻を車から呼び出した。
思ったよりかなり待たされた私たち。
妻はゴキゲン斜めになっていた。![]()
そんなこんなで説明開始。
リビングからキッチンへ行く途中、
キッチンの隣に洗濯機があった。
主婦目線では、
動線は気になるらしい。
「動きに無駄がないね」と
妻は言っていた。
1階のリビングから、
キッチン(水回り)の設備とかを聞いた。
キッチンの手元の照明のデザインが
妻はすごく気に入った様子。
ガラスに気泡が入っていて
それがキラキラ
と輝いていて、
なかなか洒落ている。
「これ、いいねぇ~」としきりに言っていた。
Iさんもしっかりメモを取っていた。
こちらの言葉を聞き逃さない。
一生懸命な姿が印象に残った。
2階にも上がって間取りや設備を教えてくれた。
こちらがつぶやく一言一言、
全てを書き留めていた。
どこの部屋を見てもセンスが有って、
自分たちのマイホームへの
夢が膨らむ。
こんな家を建てたいな。
三井ホームは内装やデザインが
おしゃれでうちの好みだったし、
他の三井ホームの現場見学会も行ったが、
今思い返してみても
施工も非常に丁寧だったと思う。
Iさんに促されてアンケートに
こちらの情報を記入した。
住所、氏名、年齢、電話(連絡先)、
勤務先等を一通り書いた。
Iさんが何やら考えている。
(どうしたんだろう??)
「どこかで聞いたような会社だと思ってたんですけど、
思い出しました。
僕の初めてのお客さんと同じ会社です。
う~ん、知っているかなぁ?」
・・・誰なんだろう?
話しを聞いてみると、
結局別の支店の知り合いということがわかった。
後日、私はその知り合いに連絡して
家の事を聞いてみた。
本人は大満足している様子。
Iさんは当時入社したての新人だったらしく
ほとんど、店長と話しを進めた事も聞いた。
私たちを対応したときも、まだ2年目だった。
【突然の電話 】のエピソードで
突然、電話で年収を聞いてきたのは、
多分、上司に年収を確認しろと指示があったのを
正直にそのまま聞いてしまったのだろう。
その時はビックリしたけど
実際にIさんに会ってみて、
その状況が想像できた。
まだ、話の進め方があまりうまく出来なかったのかなぁ。
知り合いは、Iさんの事を
「頑張り屋さんで信用してもいいんじゃないの。」
と教えてくれた。
この日、最後にIさんが
「今度、東京ビックサイトで
三井ホームの大きなイベントがあるので、
スパッツさんもぜひご参加ください。」
と言われた。
結局、私たちはこのイベントにも参加することに。
何か自分達の思惑と違って知らない間に、
三井ホームと係ることになった。
(でもうちがさんざん懲りたと言っているメーカーは
三井ホームではない。
三井ホームの名誉のためにもこれは言っておきたい。)