吐く息は白く
頬でかじかむ指を温める
今日は行きたくないな
ふと呟いた僕に
母はホットミルクを作ってくれた
少しの砂糖が隠し味
ふーふー冷ましながら
口へと運ぶ
ほんのり甘い味がする
身体がほっこり暖まり
僕は笑顔になった
僕の横では母も笑っていた
お元気ですか
僕は元気でやってます
この夢実現させるまで
今は帰れないけど
ふらっと帰ったら
あなたのホットミルクが飲みたい
優しい味は
あなたの無償の愛だったのですね
元気でさえ居てくれたらいい
あなたはそう言うでしょう
もう少しここで頑張ってみます。
ありがとう、お母さん