milk | 綺麗な球にはなれないけれど

綺麗な球にはなれないけれど

双極性障害のつぶやき

寒い寒い冬の朝

吐く息は白く

頬でかじかむ指を温める

今日は行きたくないな

ふと呟いた僕に

母はホットミルクを作ってくれた

少しの砂糖が隠し味

ふーふー冷ましながら

口へと運ぶ

ほんのり甘い味がする

身体がほっこり暖まり

僕は笑顔になった

僕の横では母も笑っていた



お元気ですか
僕は元気でやってます

この夢実現させるまで

今は帰れないけど

ふらっと帰ったら

あなたのホットミルクが飲みたい

優しい味は

あなたの無償の愛だったのですね

元気でさえ居てくれたらいい

あなたはそう言うでしょう

もう少しここで頑張ってみます。

ありがとう、お母さん