数ヵ月後の話だ。
雨月の店・・・・いや、事務所とも言える建物に
客なのか、そうじゃないのか、曖昧な人間が入ってきた。
が、その人間もまた何かが違うような感じを漂わせていた。
赤眼
長髪
黒髪
長身
細身
男性としても女性としてもおそらく、羨ましがられそうな
そんな、体系をしていた。
ただ、悪く言えば、力が無いだけのただのやせすぎ人間。
「いらっしゃい」
「・・・・何でも屋だよな?」
「えぇ、”何でも”屋です」
「・・・・お嬢様」
「お嬢様?」
雨月は、首を右に90度にまげて疑問系で返した。
そして、その赤眼の男・・・いや、青年だろうか。
実際、見た目年齢は高校生くらいと言っていいくらいなのだが。
『お嬢様』などと言うくらいだ、おそらくそういう系の仕事なのだろう。
と、考えていると、男の声を聞いて、外から少女が入ってきた。
赤眼(右)
蒼眼(左)
細身
童顔
歳はいくつだかわからないが、見たところじゃ中学生くらいだ。
気弱というかなんというか、入ってきてすぐに男の後ろに
身を隠すだなんてそこらへんのギャルゲーじゃあるまいし・・・。
「あ、あの・・・依頼をしたいんですけど」
「あー、はいはい。それなりの報酬をいただければ」
「お金ですか?」
「まぁ、一番手っ取り早いのはそれでしょうが。
払いきれない額の場合もありますよ」
「・・・体ですか?」
「この物語はR18じゃないんですが?」
「お嬢様、あまり、そういう漫画情報に流されないでください」
「へぇ、流されてたんだ。何々、お嬢ちゃんはBL派なのかな?」
「普通派・・・です」
「なるほどねぇ。ま、聞いても特にならないんだけどね」
「貴様、お嬢様を馬鹿にしているのか!」
「まさか。私は、そんなことはしませんよ」
っと、この子をよく見てみたら
この色違いの眼
オッドアイというやつは
いわゆる邪気眼というものなのだろうか・・・・
それとも、それを意識してのカラーコンタクトなのか・・・
「君は、厨二病かい?」
「へ!?」