映画:マッチスティックメンの感想。 | 口下手だけれどそれでも頑張る映画感想日記

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人に物を伝える能力が自分の好きな映画を通してどんどん付いていけばと考え、自己完結型の内気な性格ながらもブログ書こうと思い立ちました。




気に入った映画とかそうでない映画含め、批評じゃないただの感想を書いていこうと始めてみての第一回目

今日観た映画はマッチスティックメン。上映中も後も非常に楽しい気分にさせてくれたそんな映画でした。

事前情報極力控え期待半分観ましたが、これがまた詐欺師ものにありがちな気取った嫌みある登場人物というものが不在で、個人的にこの時点ですでに好感触。
相棒がまた愉快なキャラクターで嫌みなく笑えます。


丸一日掃除に費やす主人公。


冒頭は何やら主人公が潔癖症の詐欺師という、興味をひく設定で可笑しく生活感あふれる描写が続き、このニコラスケイジ演じる主人公がこれから詐欺師仲間との一世一代の大博打的なそんな話になるのかなと思いきや
潔癖症の主人公がカウンセリングに通い出すという奇妙な物語運びで
ひょんなことから過去の彼女との間に娘がいるということがわかり、そこから父と娘のハートフルドラマが始まる。




そんな父と娘というハートフルドラマをまさか詐欺師もの映画で観れるとはとまた好感触。


娘がまた可愛らしく主人公が娘との交流でいちいちキャッキャウフフしているのを見ているだけで楽しくてしょうがなかった。
精神的に安定し潔癖症による不安定さをなくし、活き活きしだした主人公
突っ込み入れるとすると、娘に自分が詐欺師とすぐに教えちゃうことだけどさほど気にならず物語は後半へ、


と、ここからネタバレになるので、まだ観ていない方は事前情報は入れず頭空っぽのまま是非DVD借りてお楽しみください。自分の力量のなさで展開は少し飛ばしもします。


僕がこの映画楽しい気分と言ったのは詐欺師仲間の裏切りで全てを失い、娘も偽物はじめから存在しなかったという落胆が主人公に降りかかり、
せっかく娘とキャッキャウフフして精神的にも安定した主人公がこれからどうなってしまうのだろうと心配になったその後

その一年後という後日談がはいり詐欺師は辞め真っ当な仕事についていた主人公の元に、偽娘が偶然ながら現れる。


そこからの主人公の対応、偽娘との会話のやりとりで複雑な心境を持つ両者ながらも、かつての父と娘との会話が蘇り監督憎いねーと非常に感心!


偽娘と別れ家路についた主人公。そこには潔癖症時代とはまた違った生活感のある部屋、そして彼を待っている妻
その妻には新たな命が。
というところで作品は終わりました。
全てを失いはしたがまた新しい生活、本当の子供を手に入れた彼の今後は明るいそんなハッピーエンドで個人的には最高な映画で何度も見返したくなる映画でもありました。


父と娘の物語ともいえる映画です。