先日、朝ドラの主題歌を提供したシンガーソングライターの命式です


己辛辛

卯卯未

乙乙丁


実気で三象格と普通格身弱の混同、虚気で年柱と月柱が大半会するため優先となり未が木になるため普通格身弱となります 干関係は順も悖もあるので心の葛藤は人並みだと言えます また初旬を含めて分離条件がないために物事にブレーキがかからずに自分の予想以上にすごく進んでしまうことがあります


天干に忌神が二つ透干し初旬も天干忌神なので格的には最下格だと言えます これは苦労を伴った後の成功という意味がある他にバランスがとれずに善悪関係なく物事をやりきることが出来るので逆にいえば革命的になることも可能な方だと言えます 偏官が二つあるのでますます世の中に対する攻撃性が強まっているので普通に生きるのは向いていなく、動乱の最中や時代でこそ輝けると言えます その為音楽という安定しない職種を選べたことは正しく、才能星も忌神の食神なため何かを苦悩や葛藤の後に表現することに向いているのでアーティストになるために生まれてきたかのような形になっています 加えて初旬が傷官であり仮傷官にもなるので心は繊細で生き辛い面が更に増しますがその苦しみが忌神食傷を昇華させ世の中にとって革命的な作品を作り出すことが可能になっています また実気で三象格でもあるため表現の世界での活躍が更に期待出来ると言える形といえ若い頃に苦労があったり下積みがあるとこれも下格の宿命と同様に後々に大成功することが出来ると言えます


大運は、初旬に庚寅が巡っており寅は守護神ですが庚が忌神なので人生全体が吉凶混合運だと言えます 二旬目の己丑は実気にとっても虚気にとっても良い五行なために早ければこの十年の後半から既に成功することも可能です しかし本当に大成功が見込めるのはその次の大運の変剋律の三十年間だと言えます 二旬目の2003年から2012年はまだ普通の範疇の成功だと言えますがその次の2013年からの三十年間は異常なレベルの成功をすることも可能であり宿命に異常干支がないため凡人が天才化するような事態になることが考えられます この方の場合は丁度2013年頃からメジャーデビューし輝かしい成功の道を歩んでいるのですがそれより前の期間は自分の望んでいたものではなかったという挫折感を味わっているのでこれが下積みとなり後々に大きく飛躍することが可能になったのだと思われます 二旬目の己丑は確かに良い五行ですが同時に年柱の七冲があるので物事の発展にブレーキがかかりいまいち成功しきれなかったのだとすればその七冲のおかげで大成功に繋がっているので大運に見事に助けられている形となっています そしてその変剋律が明けたあともそこから更に二十年間空亡期に入るので自分の枠を外れた期間は続くことになりその二十年間の両方の大運が初旬や宿命との守護神帝旺があり晩年期にも活躍出来る場がある可能性が高いです 宿命はそれほど特別ではない下格なのですが大運が素晴らしく良く、それによって宿命以上の成功をしているという一例になりました