先日、急逝されたミュージシャンの命式です


甲丙己

寅寅卯

甲甲乙


実気虚気共に木の気が強く初旬の丑を考えると印が出現することになるので木の従旺格と一気格洩気格年干破格と地支一気格となり初旬の丑を土だとした場合印がない従旺格となるので従旺格として成立しない形となり普通格身旺と一気格洩気格と地支一気格との混同となります 干関係は悖より順が多いので心の葛藤はあまりない方だと言えます


才能星は年干の己の正財であり西天運才能星四位となります なので才能発揮には時間がかかったり努力が必要な方だと言えます また天干連珠格の逆の型なので自分より周囲の運勢を上げる形となり自分を強く意識する従旺格や身旺としてはあまり相性が良くないです しかし同時に初旬と月柱と日柱が丑寅暗合が成立しているので良く出ればカリスマ性を発揮し虚気が強くなるので表現活動等で成功しやすいと言えます 極星も正財なのもあって財が強く出ているため周囲に対する態度の違いで成功不成功の差がハッキリ出ると言えます 特に従旺格にとっては難しいことではありますが周囲に対していかに貢献できるかどうかで決まってくるので加えて才能星四位を考えると普通に成功するのが難しめなのでそれまでになんらかの苦労や努力、下積みの経験が必要かもしれません しかし月干が守護神で初旬の地支も陰水だとするならば第二守護神でもあるので元々の運気自体がかなり強く人生が下積みとは縁のない状況になりやすいのですがそれらがこの方にとって良いことかと言うと微妙だと考えられそうです


大運は、今の時期が甲子で年柱と刑合となり第一線から引退した方が運気が減るのを解消できるのでむしろこの辺りから注目されだしてしまったのが悪かったと言えます とは言え従旺格にとっては天干地支共に必要な五行だと言えるのでその勢いを止めるのは難しく、加えて今年の年運が辰が来るので方合木局となり更に勢いを増すことになるので今年は急に何かが成立する勢いに注意が必要になってきます そして初旬天中殺でもあるので今も空亡期となり枠が外れた状態が悪い方に進んでいってしまうと急に亡くなってしまうということにも繋がりやすいです 


もしこの時期を乗り越えたとしたら移動天中殺である三、四旬目はまだ五行が良いのですが五旬目から二十年間天干地支共に金性の二十年間が来てしまうので普通格身旺としたら忌神帝旺、従旺格として見れば破格となるので厳しい運気が続くことになるので大運にあまり恵まれていないという特徴があると言えます 元々の運勢がすごく強い分大運によって良くない方向に行きやすいのはとても勿体ないと言えました 更にもし金の二十年間が終わったとしてもその次の大運が己未で年柱大半会となっており晩年期なのにも関わらず何かしらの大きな動きがありそうであり安定し辛く、やはり全体的に大運に恵まれてないと言えそうです


御冥福をお祈りします