最近は何冊か鎌倉、室町などの歴史物の本ばかり読んでいたが、久しぶりにエッセイを読んだ。
いかりや長介さんの息子さん、浩一氏が書いた
「いかりや長介という生き方」
を読んだ。
ドリフのメンバーもこれまで、いかりや長介さん、志村けんさん、最近では仲本工事さんまで亡くなってしまった。あんなに賑やかな人たちが本当に居なくなるなんて、ぽっかり何かが抜けたようで寂しい。
あの「おいっす!!」のいかりや長介さんが亡くなってもう20年近くになるのか。晩年はドラマにそう言えば出ていたなと本書を読んで気がついたが、やっぱり、いかりや長介と言えば、あのテレビ番組「8時だよ全員集合!」である。「いかりや」が碇矢で本名とは知らなかった(^^)
この本は息子であるいかりや浩一さん目線で書かれた本であり、長介さんの半生とともに書かれている。なかなか厳しき親父であって、しかし、いろんなエピソードから深い愛情と優しさが滲み出ている。テレビからもちょっと垣間見られるような頼りがいのある親父感がある。息子の人生の師であり、自慢の父親である。
やっぱり家族の話は面白い。感動を呼ぶ。波瀾万丈である。2度の妻の死もあり、その時々の長介さんや子どもである浩一さんらの想いなど複雑な心境は読む方も心が痛い。作者は私と年も変わらないので子供時代の話は懐かしいが、そこはやはり、有名芸能人の息子ゆえの悩みや葛藤がある。
ちなみにウチの妻は、いかりや長介&仲本工事の「ばか兄弟」が大好きだ。あれって何かハマる笑いがあるよなって思う。俺は、いかりやさんというと、やはり、「8時だよ全員集合」の中のコントでオチで金ダライが頭に落ちるシーンが思い出にあり、「ダメだこりゃ!」と言うセリフがごっちゃになって「いかりやさん」なんである。映画大捜査線に出演していたことも知らなかったが、俳優、映画役者のいかりや長介さんも、また観てやろうと思う。
さっき読み終えて、ラストの闘病記あたりは号泣してしまいました。ドリフのリーダーいかりや長介は永遠だ。
SEE YOU!