立花隆さんの
「知の旅は終わらない」
を読んだ。
立花さんの本は、私がまともに本を読み始めた10年くらい前からずっと、さまざまな著書を読ませていただいている作家である。
本書は立花隆さんのすべてみたいな本で、年代に沿って、彼が何に興味を持ち、幼少期や学生の頃、大学に学び、雑誌に記事を書いたり、作家業でどんな考えや思想のもとに本を書いてきたか明瞭にわかる本だと思います。
昨年亡くなった立花隆さん。本当にびっくりしたし、体調など癌治療前後のプライベートな話もある一方、あの元首相の田中角栄を実質的に政界から葬ったロッキード事件、その後の批評家や雑誌からの批判との闘いもリアルに書かれている。立花隆さんの猫ビルのあの数万、数十万という蔵書本はどうなるのか。私の父親とほぼ同世代なので、少し親の死を意識してしまう。
うちにも何冊か立花隆さんの本がある。
知の巨人、立花隆さんは亡くなってしまったが、残された著書は多数。若い世代に向けた「二十歳のころ」や「青春漂流」は素晴らしい本である。まだまだ再読しながら、今年は立花隆さんの追悼をしていきたい。
あ、そうそう、愛猫ジルは少しだけ発情期が収まりつつあるが、こういう時期の猫って、なんとも愛くるしい。家猫一匹飼いの悲哀があるが、その分、可愛がってあげたい。
SEE YOU!