マガタマづくり | がんばる地上の星たち!高知と松山のまんなか・仁淀川町

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土佐の山間・仁淀川町(によどがわちょう)の(元)地域支援企画員の日記!

大気が不安定な高知。
線状降水帯が高知市から嶺北エリアにずっとかかっており、ずっとスマホの気象情報から目が離せない。大きな被害は出ているニュースも連絡も無いようで、早く静まってくれ、雨雲よ。

しかし、家族と約束したイベントに参加しました。防災対応な気持ちで集中できないような気がしたが、それは、親子考古学教室。こんな時に考古学だ。しかし、初の小学校夏休みに入ったばかりの長女も楽しみにしているヤツである。




内容は勾玉(マガタマ)づくりと火起こし体験である。マガタマづくりは材料代を払い、ヤスリやミニノコなんかを使って、あの古代の飾りともいうものを作るのだ。材料は柔らかめな石みたいなものだ。これが本当にマガタマになるのだろうか?






まずは主催の文化財センターの講師からマガタマのことや作り方をレクチャーしていただき、各自開始である。

まずは石に手書きでマガタマをデザインし、ノコで切り、さらにヤスリで少しずつ角を取りながら丸みを帯びたマガタマに削り出していく。さすがに6歳長女にはレベルが高いので手伝いながら、自らの石もマガタマ加工していく。もう必至である。喋る暇はない。すっかり雨のことも忘れている。とくに丸く削るのに一心不乱になる。







磨いて磨いて、紐を通しで、妻も長女も私もなんとか完成。これは、作業し始めたら職人みたいな気分になり、何者かと思ってしまう。ほんと楽しい(^^) 他の参加者の皆さんもできていたようだ。


その後、すこしヘロヘロになりながらも、火起こし体験である。こいつが結構、難しい。リズム感がいる。雨の日に湿気もあり火がつきにくいようだが、それ以前にこの道具の扱いがなかなか難しい。原始時代に生まれなくてよかった。

講師のレクチャー。手慣れたもんだ。見入る子どもたち。




さて、自分たち家族に分かれてやってみる。リズミカルな作業。私は何回やってもいかん。妻と長女は二人でリズム良く回し、なんとか煙がでて火がついた。火を起こすのは女性がうまいのか。私は猟をしたらマガタマ作りますから、火起こし、料理は任せます(゚ω゚)

ちなみにマガタマは祭祀に使用したりしてきたようで、古代の集落跡から見つかっているという。河原に落ちている場合もあるそうです。


SEE YOU!